相談事例

自宅に貴金属の買い取り業者が来て、「不要になった貴金属を買い取る」と言われた。売る気はなかったが、家にあった指輪を二つ見せてしまった。すると「3千円で買い取る」と一方的に言われ、最初は断ったが、執拗に迫られて怖くなってしまい、3千円を受け取り、指輪を渡してしまった。後で考えると、2つの指輪とも10万円以上した高価なものであり、取り戻したい。

お答えします 

最近、業者が消費者の自宅を訪問し、金やプラチナ等の貴金属を使ったアクセサリーを買い取るという相談が急増しています。

「着物を見せてください」と言って消費者宅に上がり込み、「アクセサリーも見せてほしい」と言って、貴金属の買い取りを行う業者も見受けられます。

相談事例のように、強引に買い取りを迫ったり、貴金属の本来の価格より著しく低価で買い取っていく業者が多く、後から返品を求めても、「すでに金属を溶かしてしまった」などと言われ、返品されないケースがほとんどです。

また、貴金属等の買い取りサービスは、消費者が業者に代金を払ってサービスの提供を受けるわけではないため、業者が消費者の自宅を訪問して契約した場合であっても、クーリング・オフは適用されません。

アドバイス

  1. 買い取り業者に訪問されても、買い取ってもらうつもりがないなら、きぜんとして断りましょう。また、業者に貴金属等を見せるのはやめましょう。一度業者に見せてしまうと断るのがさらに難しくなります。
  2. 訪問した業者に退去するように言っても 居座ったり、何か貴金属等を出せと強く迫るなど、恐怖を感じたときは警察を呼びましょう。
  3. 業者に買い取りを依頼する場合は、強引な買い取りを行う業者も多いので、家族や近所の人にも同席してもらい、一人で対応しないようにしましょう。
  4. 貴金属等の古物を買い取るサービスを行う業者は、消費者宅で買い取りを行うときは「古物商許可証」又は「古物行商従業者証」を携帯しなければなりません。契約前には業者の住所や電話番号を確認し、古物商許可証等の提示を求めてください。これらの要求に対応できない業者とは契約しないようにしましょう。