指定文化財

東に江戸川、西に中川の大河に囲まれ、江戸時代には豊かな水利を生かし新田開発により数多くの村が生まれ、純農村地域としての景観をたたえてきた吉川。

また、万葉の昔より早場米の産地としても栄えてきた私たちの郷土吉川は、戦後経済・交通の急速な発展により、水と緑の豊かな景観と都市空間とが調和した「まち」へと大きく変貌を遂げました。

このような歴史の中で生まれ、育まれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な財産である「文化財」の中で、特に価値の高いものとされる「指定文化財」をご紹介いたします。 

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埼玉県吉川市の地図指定文化財指定文化財

歴史ENGLISH

 文化財は、その一つ一つが土地の歴史と風土の中で永い歳月にわたり、わたしたちの祖先によって大切に伝えられた貴重な文化遺産です。吉川市内には、埼玉県指定文化財が4件、吉川市指定文化財が32件、その他に埼玉県選択無形民俗文化財が1件あります。

吉川市指定文化財

  1. 記念物・史跡:弘安七年板碑 (日蔵院 昭和57年4月1日指定)
  2. 記念物・史跡:弥陀三尊板碑 (薬王寺 昭和57年4月1日指定)
  3. 記念物・史跡:十三仏種子板碑 (延命寺 昭和57年4月1日指定)
  4. 記念物・史跡:六字名号板碑 (延命寺 昭和57年4月1日指定)
  5. 民俗・有形:千躰庚申塚 (長福寺 平成5年4月1日指定)
  6. 有形・古文書:戸張家文書(平成11年3月9日指定)
  7. 有形・古文書:渡辺家文書 (平成11年3月9日指定)
  8. 有形・古文書:中村家文書 (平成11年3月9日指定)
  9. 有形・古文書:川藤文書 (平成11年3月9日指定)
  10. 有形・建造物:定勝寺仁王門 (平成12年12月21日指定)
  11. 有形・歴史資料:高札 (平成14年3月22日指定)
  12. 有形・古文書:深井新田絵図 (平成14年3月22日指定)
  13. 有形・絵画:清浄寺 絹本着色 親鸞聖人絵伝 付箱 (平成16年3月24日指定)
  14. 有形・彫刻:清浄寺 木造 親鸞聖人坐像付修理銘札1枚 (平成16年3月24日指定)
  15. 有形・彫刻:日蔵院 木造 閻魔王坐像及び胎内納入仏 (平成16年3月24日指定)
  16. 有形・彫刻:正覚院 木造 不動明王坐像及び両脇侍立像 (平成16年3月24日指定)
  17. 有形・彫刻:正覚院 銅造 菩薩形立像 (平成16年3月24日指定)
  18. 有形・彫刻:浄幽寺 木造 阿弥陀如来坐像及び胎内納入仏 (平成16年3月24日指定)
  19. 有形・彫刻:密厳院 木造 地蔵菩薩立像 (平成16年3月24日指定)
  20. 有形・彫刻:密厳院 木造 観音菩薩坐像 (平成16年3月24日指定)
  21. 有形・工芸品:清浄寺 漆喰造 入江長八作 親鸞聖人坐像 (平成16年11月26日指定)
  22. 有形・彫刻:西光院 銅造 如来形立像 (平成16年11月26日指定)
  23. 有形・工芸品:正覚院 銅製 華鬘 (平成16年11月26日指定)
  24. 有形・彫刻:密厳院 木造 妙見菩薩立像 (平成16年11月26日指定)
  25. 有形・彫刻:密厳院 木造 祐辨和尚坐像 (平成16年11月26日指定)
  26. 民俗・有形:大絵馬 高久 商家河岸場の図 (平成18年3月24日指定)
  27. 民俗・無形:高久蕎高神社 あられぶっつけ (平成18年3月24日指定)
  28. 民俗・無形:高富蕎高神社 あられまき (平成18年3月24日指定)
  29. 民俗・無形:木売熊野神社 宮なげ (平成18年3月24日指定)
  30. 民俗・無形:吉川香取神社 弓取式 (平成18年3月24日指定)
  31. 有形・古文書:三隣談 全(平成20年4月25日指定)
  32. 民俗・有形:石仏 加藤の大威徳明王(平成21年4月23日指定)

埼玉県指定文化財

  1. 記念物・史跡:南無仏板碑 (昭和35年3月1日指定)
  2. 記念物・史跡:西念法師の塔 (昭和35年3月1日指定)
  3. 天然記念物:密厳院イチョウ (昭和47年3月28日指定)
  4. 有形・歴史資料:定勝寺銅鐘 (昭和51年3月30日指定)

埼玉県選択無形民俗文化財

 吉川市のオビシャ文化財
所在:吉川
  • 保護団体:吉川香取神社氏子 中
  • 行事名(呼称)、実施日:弓取式(1月7日)
所在:木売
  • 保護団体:木売熊野神社氏子中
  • 行事名(呼称)、実施日:宮なげ(1月4日)
所在:高富
  • 保護団体:高富蕎高神社氏子中
  • 行事名(呼称)、実施日:あられなげ(1月7日)
所在:高久
  • 保護団体:高久蕎高神社氏子中
  • 行事名(呼称)、実施日:あられぶっつけ(1月9日)

 

西念法師塔の写真西念法師塔

 西念は浄土真宗の祖・親鸞の二十四輩の1人です。親鸞に従って東国を下向し武蔵・常陸などでともに布教に努めました。木売にある楠井山清浄寺は、かつて西光院と称し、西念が建てた寺と伝えられています。同寺内に立つ西念法師塔は、六角形の塔身の上に六角形のかさを乗せるという宝塔としては非常に珍しい形式で、鎌倉時代のこの種の石造物としては、県内唯一のものです。
 (埼玉県指定文化財史跡)
 

定勝寺の銅鐘の写真定勝寺の銅鐘の写真

 市内三輪野江にある蓮華山延命院定勝寺は、江戸時代初期の利根川付け替えの際、その支流(現在の江戸川)の流路にあたることから、現在地に移転してきました。寺名は、新田開発と堂宇建立に力を尽くした平本定勝の名をとったものです。寛文9年(1669年)に製作されたこの銅鐘には、二郷半領の由来などが刻まれていて、吉川周辺の歴史を知る上で貴重なものです。また鐘に刻まれた漢詩は、徳川将軍家の儒学の師、林鵞峯(春斎)の作によるものです。
(埼玉県指定文化財歴史資料) 

 

密厳院のイチョウの写真

密厳院のイチョウ

 高久にある医王山錫杖寺密厳院境内のほぼ中央にある独立樹の雌木です。本尊の木像地蔵尊は、恵信僧都の作と伝えられ、古くから「子育て安産の地蔵尊」として広く信仰されているところから、別名子育てイチョウとして親しまれています。高さ約30メートル、太さ5.34メートル、根回り約12メートルの大きさは、関東一といわれています。
(埼玉県指定文化財天然記念物) 

 

南無仏板碑の写真南無仏板碑

 板碑とは、追善供養のため板状の石でつくった塔婆で、種子、または仏像、造立年月日・法号・造立の趣旨などが刻まれています。鎌倉時代(13世紀)から室町末期(16世紀)ごろまでに多く造立され、関東地方のものは、その材質がほとんど秩父産の青石(緑泥片岩)で、「青石塔婆」とも呼ばれています。市内木売の楠井山清浄寺にあるこの板碑は、青石に「南無仏」と刻まれた禅宗風のもので、その特徴ある書風から、正安元年(1299年)に渡来した宋僧で書家としても知られる一山一寧のものといわれています。
(埼玉県指定文化財史跡)
  

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