水道水フロリデーション(平成19年7月号)
水道水フロリデーション
(水道水フッ素むし歯予防)
フッ素は、歯と骨の健康にとって、なくてはならない元素
日本では、全国小中学生の約9割が「フッ素配合歯磨剤」を使用し、地方自治体の6割以上が「フッ素歯面塗布」を実施しています。また、「フッ素洗口」は全国の子どもの約5パーセントが実施しています。
このように、日本におけるフッ素利用は局所応用に限れば、市民生活の中に徐々に定着してきています。
世界で初めて、むし歯予防のため飲料水中のフッ化物濃度調整を行なった米国ミシガン州グランドラピッズでは、(U.S.公衆衛生サービス)が、むし歯予防効果と安全性に関する疫学調査を15年間にわたり、行いました。それによると、水道水フロリデーションを行ってから最初の10年間に子どものむし歯は60パーセント減少し、大人のむし歯でも15パーセント減少し、何らの障害も発生しなかったと報告がなされています。
実は日本でも昭和27年2月1日から昭和40年4月30日まで13年3ヶ月にわたり、京都市の山科地区で実験的に水道水フロリデーションが行われていました。
この間、毎年1回厳密な口腔診査が行われ、その結果水道水フロリデーションにより、学童生徒のむし歯発生がかなり抑制されたこと、また、0.6ppmのフッ素では、全身発育に対する悪影響は全く認められないこと、並びに、フッ素化に際し危惧されていた斑状歯の出現は認められなかったことが報告されています。
※(1965年10月20日第14回 口腔衛生学会の記録を参考に記述しています。)
水道水フロリデーションは、むし歯予防を目的に水道水中に含まれるフッ化物濃度を0.8ppm程度に調整することで、一般的には、「フッ化物濃度調整」と呼ばれていますが、当市では独自の呼称として「水道水フッ素むし歯予防」と呼ぶことにしました。
※(ppmは、100万分の1を表す微小含有量の単位)
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