吉川市における空気中の放射線量に関する当面の考え方
吉川市放射性物質除染計画を策定しました。
平成23年7月8日から11月13日まで適用していた「吉川市における空気中の放射線量に関する当面の考え方」は以下のとおり。(参考のため掲載)
福島第一原子力発電所の事故に伴い放射線に対する不安の声が上がっていますが、現在のところ、国からは、空気中の放射線についての統一的な基準が示されていません。
そこで、吉川市では、市民、とりわけ小さなお子さんを持つ保護者のみなさんの不安に対応するために、国又は県等から統一的な基準が示されるまでの間、暫定的に、次の考え方で対応することとしましたのでお知らせします。
空気中の放射線量による学校、保育所等における屋外活動についての暫定的な措置
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当市における市民の外部被曝の総量は、年間1.87ミリシーベルト以下を目標とする。
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屋外での空気中の放射線量の目安(高さ50センチメートル)は0.35マイクロシーベルト毎時以下とする。
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屋外での空気中の放射線量が0.35マイクロシーベルト毎時を超え0.38マイクロシーベルト毎時以下の場合、校庭、園庭での活動は6時間以下に、同様に0.38マイクロシーベルト毎時を超え0.42マイクロシーベルト毎時以下の場合は4時間以下に、0.42マイクロシーベルト毎時を超え0.47マイクロシーベルト毎時以下の場合は、2時間以下に制限する。
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屋外での空気中の放射線量が0.47マイクロシーベルト毎時を超えた場合は、校庭、園庭の使用を中止した上で、敷地内の複数地点を選定して測定を実施し、その結果が0.47マイクロシーベルト毎時を超えた地点とその周辺について、放射線量の低減を図るための措置を検討する。
参考
自然環境から人が受ける放射線量は、国連科学委員会(UNSCEAR)2000年報告によると、年間2.4ミリシーベルトと言われており、その内訳は次の通りです。
外部被曝
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宇宙線、年間被曝量390マイクロシーベルト
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地殻、建材など(40Kほか)、年間被曝量480マイクロシーベルト
内部被曝
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体内物質(40Kや14Cなど)、年間被曝量290マイクロシーベルト
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呼吸に伴う体内被曝(Rn)、年間被曝量1260マイクロシーベルト
合計
年間被曝量2420マイクロシーベルト
一方、一般公衆が1年間に曝れてもよいとされる人工放射線の限度は1ミリシーベルト(国際放射線防護委員会の勧告)とされていますので、市では、この数値に人が1年間に自然環境から受ける放射線量0.87 ミリシーベルト(0.39+0.48)を加えた1.87ミリシーベルトを年間被曝量の目安として、この数値以下に抑えることを目標に当面の対応を図っていきます。
仮に、屋内に16時間、屋外で8時間生活するとした生活パターン(平成23年4月19日付け文部科学省通知「福島県内の学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」を参考としています)を想定すると、外部被曝の総量を年間1.87ミリシーベルト以下にするためには、屋外での放射線量(高さ50センチメートル)は0.35マイクロシーベルト毎時以下である必要があります。
また、屋内に18時間、屋外で6時間生活するとした生活パターンを想定すると、外部被曝の総量を年間1.87ミリシーベルト以下に収めるためには、屋外での放射線量(高さ50センチメートル)は0.38マイクロシーベルト毎時以下でなければなりません。
同様に、屋内に20時間、屋外で4時間生活するとした生活パターンでは、0.42マイクロシーベルト毎時以下、屋内に22時間、屋外で2時間生活するとした生活パターンでは、0.47マイクロシーベルト毎時以下でなければなりません。
お問い合わせ
- 放射線の測定に関すること、環境課、電話048-982-9698、ファクス048-981-5682 (平成25年3月30日(土曜日)からは、ファクス番号が048‐981‐5392に変更となります)
- 保育所・保育園に関すること、子育て支援課、電話048-982-9528、ファクス048-982-5513 ( (平成25年3月30日(土曜日)からは、ファクス番号が048‐981‐5392に変更となります)
- 小中学校に関すること、教育委員会、電話048-984-3561、ファクス048-984-3562
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