なんで吉川は「なまずの里」なの?

稲作(いなさく)をはじめとする農業(のうぎょう)(さか)んだった吉川には、底地(ていち)金色のなまずモニュメントぞうに位置することもあって、川の水を引き込んだ用水路(ようすいろ)や小川がたくさんの場所にありました。水場はさまざまな生物(せいぶつ)のとても良い環境(かんきょう)になって、なまずはいろいろな所で見られました。(むかし)は、どこにでもなまずがたくさんいました。昭和30年代以前(いぜん)の吉川で過ごした子どもたちにとって、なまずをつかまえることは楽しみのひとつでした。家に持って帰れば食材(しょくざい)としてかんげいされるなまずは子どもたちの(あそ)相手(あいて)でした。
しかし、その()たくさんの家や工場(こうじょう)道路(どうろ)などができ、人口(じんこう)がふえたことで、昭和(しょうわ)40年(だい)ころからきゅうに、吉川でとれるなまずがへってしまいました。

吉川にはどんな生きものがすんでいるの?

 なまずの語源(ごげん)

なまずの「なま」は、なめらかを、「ず」は、(あたま)をそれぞれ意味(いみ)するらしいです。皮膚(ひふ)がすべすべしている大きな(あたま)の魚を意味(いみ)します。 

なまずを吉川のまちのシンボルに!!

人々(ひとびと)(あいだ)では、(むかし)からある吉川の川や田んぼ、そこに()()きものたちなどの、自然(しぜん)大切(たいせつ)さがもう一度(いちど)(かんが)えられようになり、(ふる)くから吉川でみんなに(した)しまれてきたなまずを、吉川の目印(めじるし)にして、吉川をもりあげていこうという気持(きも)ちが、だんだんと(たか)まっていき、なまずにちなんだいろいろなイベントも(おこな)われるようになりました。

現在(げんざい)吉川駅(よしかわえき)南口(みなみぐち)には、「なまずの里よしかわ」をみなさんに()ってもらうために、「平成20年に人間国宝となられた室瀬和美氏による金色(きんいろ)親子(おやこ)なまずのモニュメント」がありますが、「なまずの里・吉川」のシンボルとして平成7年5月に製作(せいさく)されたもので、なまずが親子(おやこ)(なか)よく(およ)姿(すがた)表現(ひょうげん)しています。(おや)なまずの大きさはなんと5メートルもあり、世界(せかい)一番(いちばん)の大きさとなっています。
吉川市内を(ある)くと、いろんなところでユーモラスな顔のなまずに出会うことができます。水道(すいどう)仕切弁(しきりべん)のフタ、マンホールのフタ、きよみ野の交差点(こうさてん)にたくさんいます。(さが)してみてください。

なまずの絵の仕切りべんなまずの絵の万フォールのふたきよみ野交差点にあるなまずのポールなまりんマンホールの蓋

吉川産なまずの養殖(ようしょく)

なまずようしょく場のなまずなまずようしょく場

市内のあちこちで見られた天然(てんねん)なまずも、近年(きんねん)はその数も減少(げんしょう)。かわって登場(とうじょう)したのが養殖(ようしょく)なまず(平成8年にはなまずの養殖(ようしょく)成功(せいこう))です。受託協会(じゅたくきょうかい)永瀬代表(ながせだいひょう)は「なまずは稚魚期(ちぎょき)共食(ともぐ)いの習性(しゅうせい)があり、ほうっておくと成長(せいちょう)する前に多くが死んでしまいます。成長環境(せいちょうかんきょう)(ととの)えて、いかに成長率(せいちょうりつ)を高めるかが最大課題(さいだいのかだい)でした。」と(かた)っております。

(ひる)(よる)のバッキ(噴水(ふんすい)のように水を噴出(ふんしゅつ)させて、酸素(さんそ)を水中に多く()り込むこと)により夏場(なつば)の養殖の池の酸欠問題(さんけつもんだい)解決(かいけつ)し、えさの上げ方を工夫して共食(ともぐ)いを(ふせ)いだといいます。吉川で育ったなまずから(たまご)()り出し、人口受精(じんこうじゅせい)させることに挑戦(ちょうせん)現在(げんざい)純吉川産(じゅんよしかわさん)のなまずを100%出荷(しゅっか)するようになっています。
きれいな地下水(ちかすい)()み上げた(いけ)で、(たまご)から1年半ほどかけて成育(せいいく)されるなまずは、体長(たいちょう)40から50センチメートルの大きさで出荷(しゅっか)されます。出荷先(しゅっかさき)市内料理店(しないりょうりてん)では、「(くさ)みがなく、淡白(たんぱく)でおいしい」と評判(ひょうばん)上々(じょうじょう)です。

平成8年から吉川産なまずの養殖(ようしょく)をしている方にお話を聞きました!
なまずようしょく場の方
しつもん
  • 養殖場(ようしょくじょう)にはどのくらいのなまずがいますか? 
  • 市内の料理店(りょうりてん)などにも出荷(しゅっか)されていますか?
こたえ
  • 正確(せいかく)(かず)は分かりませんが、6千匹以上(せんびきいじょう)はいると思います。おおよその大きさ別に4つの池に分けています。
  • 料亭(りょうてい)居酒屋(いざかや)個人(こじん)の方にも販売(はんばい)をしています。 

市イメージキャラクターなまりん

吉川市イメージキャラクター「なまりん」の名前(なまえ)は、小さな子どもから大人まで親しみをもって呼びやすい名称(めいしょう)で、なまずの「なま」に、明るくかわいい女の子のイメージの「りん」を付けました。

「なまりん」は今後(こんご)、「なまずの里よしかわ」を広く全国(ぜんこく)へアピールするため、市が発行する印刷物(いんさつぶつ)や、イベントなどでの観光(かんこう)ピーアールなど、さまざまな方面での活用を予定しています。

吉川市の新しいイメージキャラクター「なまりん」を、よろしくお願いします。

 

 

川魚料理(かわざかなりょうり)

川で(さか)えた歴史(れきし)をもつ吉川では、川魚料理(かわざかなりょうり)という食べものの文化がありました。江戸時代(えどじだい)(はじ)めのころには、川のほとりに川魚料理(かわざかなりょうり)()っている料理屋(りょうりや)さんがたくさんあり、(おお)くの人々(ひとびと)(あじ)(たの)しんでいました。

川魚料理(かわざかなりょうり)は、「吉川に()て、なまず、うなぎ()わずなかれ」(吉川に()たら、なまずやうなぎを()べようと()われ、(おお)くの有名(ゆうめい)な人たち(総理大臣(そうりだいじん)だった人や歴史上(れきしじょう)の人たちなど)も()べています。

その中でも、『なまず料理』は多くの家庭(かてい)で食べられ、なまずの身を包丁(ほうちょう)でたたき、ミソなどをねりこみ、(まる)めて()げた『なまずのたたき』は、家庭(かてい)郷土(きょうど)(あじ)として多くの家庭(かてい)(した)しまれてきました。

 なまずのたたき、吉川の名物です。市内の料理屋さんなどで食べられます。なまずづくしのフルコース

 吉川名物「なまずのたたき」

なまず特産品(とくさんひん)

なまずにちなんだなまずの形のせんべいやまんじゅう、サブレ、ぬいぐるみなどいろんなお菓子(かし)やグッズもたくさん登場(とうじょう)しました。

なまずグッズは、おかし・ぬいぐるみ・てぬぐい・キーホルダーなどたくさんあります。なまごぜんは吉川のお米を使ってできたお酒です。