水道事業の平成22年度決算をお知らせします

収益的収支(消費税抜き)

収益的収支の<収益>は13億6,774万円で前年度に比べ1.77パーセントの減収、<費用>は12億7,974万円で前年度に比べ0.98パーセントの減額となり、この結果8,800万円の利益が生じました。

資本的収支(消費税込み)

<収入>は10億30万円、<支出>は11億6,700万円で、1億6,670万円の不足が生じました。不足額については、減価償却費などの内部に留保されている資金により補てんいたしました。配水管整備工事は、吉川駅南特定土地区画整理事業など3,606メートル、破損事故や漏水防止を図るために石綿セメント管の布設替を4,955メートル行い、延べ8,561メートルの配水管整備を実施し、災害に強い施設づくりと水の安定供給に努めました。

決算報告書

財務状況

業務状況

給水戸数で25,139戸、給水人口で66,689人の方々に1日平均19,396立方メートルの水をご使用いただきました。これを給水人口1人1日平均給水量に換算すると291リットルで、前年度に比べて2リットルの増加となりました。

また、総配水量は7,652,501立方メートルで前年度に比べて117,937立方メートル(1.57パーセント)の増加となりました。このうち料金収入を伴った有収水量は7,079,437立方メートルで、前年度に比べて106,351立方メートル(1.53パーセント)の増加で、有収水量の割合を表す有収率は92.51パーセントで、前年度に比べて0.04ポイント下回りました。

給水原価と供給単価

給水原価177.47円が供給単価169.41円を上回り、8.06円の逆ざやになっています。給水原価が高い理由としては、南配水場の建設や老朽管の布設替により「施設などの償却費」の占める割合が高いためと思われます。

むすび

本年度は、年間総配水量、有収水量ともにわずかながら前年度を上回り、経営の基盤となる給水収益も増加となっております。

一方、水道施設については、一昨年度策定した「吉川市水道事業施設整備更新計画」にもとづき、老朽化した施設、設備を改良、更新するため、今年度より「中央監視室新築工事」、「中央制御監視操作盤工事」及び「高圧電気設備更新工事」に着手しました。

今後の事業経営に当たっては、節水等による水需要の低迷から、厳しい財政状況下でありますが、より一層、経営の効率向上に努め、安全で良質な水の安定供給に努めてまいります。

 

※本文及び図表中の数値は、端数を四捨五入しているため、差し引き及び合計などが一致しない場合があります。

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