水道事業の平成25年度決算をお知らせします

収益的収支(消費税抜き)

収益的収支の収益は14億1,202万円で前年度に比べ5.1パーセントの増額、費用は13億6,155万円で前年度に比べ3.9パーセントの増額となり、この結果5,047万円の利益が生じました。

資本的収支(消費税込み)

収入は3億7,993万円、支出は7億3,2937万円で、3億4,944万円の不足が生じました。不足額については、減価償却費などの内部に留保されている資金により補てんいたしました。配水管整備事業として、256メートルを布設し、配水管路の耐震化や漏水防止を図るために石綿セメント管の布設替えを5,313メートル、延べ5,569メートルの配水管整備を実施し、災害に強い施設づくりと水の安定供給に努めました。

決算報告書

財務状況

業務状況

給水戸数で26,925戸、給水人口で69,077人の方々に1日平均19,265立方メートルの水をご使用いただきました。これを給水人口1人1日平均給水量に換算すると279リットルで、前年度に比べて3リットルの減少となりました。

また、総配水量は7,255,142立方メートルで前年度に比べて117,540立方メートル(1.59パーセント)の減少となりました。このうち料金収入を伴った有収水量は7,031,845立方メートルで、前年度に比べて20,736立方メートル(0.3パーセント)の増加で、有収水量の割合を表す有収率は96.92パーセントで、前年度に比べて1.82ポイント上回りました。

給水原価と供給単価

供給単価は165.63円で、昨年度に比べて1.44円(0.86パーセント)の減少となり、給水原価は192.64円で、昨年度に比べて6.66円(3.58パーセント)の増加となりました。その結果、給水原価が供給単価を上回っており、その差額27.01円の逆ざやが生じております。

  • 給水原価:1立方メートルの水をつくるのにかかる費用
  • 供給単価:1立方メートルの水の料金収入  

むすび

本年度も、年間有収水量が前年度よりわずかながら上回ったものの、年間総配水量が前年度を下回り、経営の基盤となる給水収益も減少となっております。しかしながら、駅南地区の開発等により加入者分担金が増加したため、その他の営業収益は前年度より増加となっております。

一方、水道施設については、引き続き災害に強い耐震管への更新事業を積極的に実施するとともに、会野谷浄水場No.1PC配水池の耐震設計等業務委託を実施しました。今後は、この耐震設計に基づき、会野谷浄水場No.1PC配水池の耐震補強工事を実施する予定であります。

水道事業を取り巻く環境は、節水等による水需要の低迷から、厳しい財政状況下でありますが、より一層、経営の効率向上に努め、安全で良質な水の安定供給に努めてまいります。

 

※本文及び図表中の数値は、端数を四捨五入しているため、差し引き及び合計などが一致しない場合があります。

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