建築物に関すること

Q1:アスベスト(石綿)を含む建築材料にはどのようなものがあるのですか? 
Q2:一般家庭の建築材料にアスベストが使われていると聞いたが大丈夫ですか? 
Q3:自宅で使用されている建築材料にアスベストが使われているか知りたいのですが? 
Q4:アスベストを含む吹付け材にはどのようなものがありますか?それらの使用されていた期間は? 
Q5:市有施設についての市の対応は?(平成21年4月20日更新) 
Q6:民間の建築物についての行政の対応は?
   

Q1:アスベスト(石綿)を含む建築材料にはどのようなものがあるのですか?

A1:アスベストを含む建築材料には、「石綿含有吹付け材」とスレート板、サイディングボードなどの「石綿含有成形板」があります。

  1.  吹付け材について
    アスベストを含む吹付け材は、耐火を主な目的として、平成元年以前に建てられた耐火建築物等の天井や壁などに使用されている場合があります。
    建てられた年度にかかわらず、木造住宅等に使われていることはほとんどありません。
  2. 成形板について
    アスベストを含む成形板には、屋根や天井に使われている「石綿スレート板」外壁に使用されている「サイディングボード板」などがあります。これらはアスベストとセメント等が固定されているため、通常の使用状態では石綿が飛散する可能性は低いと考えられます。
    石綿を含有する商品は、平成16年10月に原則製造・使用が禁止されています。

 

Q2:一般家庭の建築材料にアスベストが使われていると聞いたが大丈夫ですか?

A2:Q1の回答のとおり、一般的な木造住宅等にはアスベストを含む吹付け材が使用されていることはほとんどありません。
屋根材、壁材、天井材としてアスベストを含む成形板が使用されている場合がありますが、通常の使用状態では飛散する可能性は低いと考えられます。

 

 

Q3:自宅で使用されている建築材料にアスベストが使われているか知りたいのですが?

A3:Q1の回答のとおり、一般的な木造住宅等にはアスベストを含む吹付け材が使用されていることはほとんどありません。
屋根材、壁材、天井材としてアスベストを含む成形板が使用されている場合がありますが、通常の使用状態では飛散する可能性は低いと考えられます。アスベスト含有の有無を調べるには設計者、大工さんなどの施工者に相談してください。また、社団法人 石綿協会のホームページに「石綿含有建材一覧表」が掲載されていますので、参考にしてください。
詳細に調べる場合には、分析機関に依頼してご確認ください。社団法人 石綿協会のホームページに分析機関のリストも掲載してあります。
※社団法人 日本石綿協会のホームページへのリンクはこちらです。

 

 

Q4:アスベストを含む吹付け材にはどのようなものがありますか?それらの使用されていた期間は?

A4:吹付けアスベスト・・・アスベストにセメント等の結合材と水を加えて混合し、吹付け機を用いて吹付けられたものです。昭和50年にアスベストの吹付け作業が原則禁止となっていますが、昭和53年頃まで使用されている可能性があります。

アスベスト含有吹付けロックウール・・・昭和45年から平成元年までに施工された吹付けロックウールには、アスベストが混入されている場合があります。(※ロックウール(岩綿)はアスベストとは全く別の物質であり、現在使用されているものにはアスベストが混入されていません)

吹付け材の種類
  • 吹付けアスベスト
    • 昭和40年以前から昭和45年まで使用されている。
    • 昭和45年から昭和50年まで使用されている可能性がある。
  • 吹付けロックウール
    • 昭和45年から昭和54年までアスベストが含有されている可能性が高い。
    • 昭和54年から昭和55年までアスベストが含有されている可能性がある。

 

 

 

Q5:市有施設についての市の対応は?(平成21年4月20日更新)

A5:吉川市では、平成17年7月から8月にかけて、市有の公共施設32箇所と学校施設10箇所について、設計図書・現場の目視によりアスベストを含む吹付け材の使用状況の調査をしました。

調査の結果、吹付けアスベストを使用しているものはありませんでした。

その他、アスベスト含有の可能性がある吹付け材(吹付けロックウール等)を使用しているものは、平成17年度中に以下の処置をしました。

平成17年度にアスベストの有無又は含有量を調査しましたが、平成20年にアスベスト含有率測定方法のJIS改正により、従来の対象アスベスト加え3種類が追加されました。
平成17年度 クリソタイル、アモサイト、クロシドライト
平成20年度 トレモライト、アクチノライト、アンソフィライト 
そこで平成20年度、再度調査を行いましたが、アスベストを含有しているものはありませんでした。

1.吹付け材を除去した施設
老人福祉センター

ボイラー室及び空調機械室の壁・天井に、ロックウール吹付けを確認した結果、ロックウール吹付けにアスベストが混入している可能性が高いため除去しました。

三輪野江小学校

浄化槽機械室及びろ過機ポンプ室に、ロックウール吹付けを確認した結果、ロックウール吹付けにアスベストが混入している可能性が高いため除去しました。

中央中学校

多目的教室の天井部分に、ひる石吹付けを確認した結果、ひる石吹付けにアスベストの混入している可能性が高いため除去しました。

屋外市民プール

浄化槽機械室及びろ過器室に、ロックウール吹付けを確認した結果、ロックウール吹付けにアスベストが混入している可能性が高いため除去しました。

第一給食センター 

浄化槽機械室に、ロックウール吹付けを確認した結果、ロックウール吹付けにアスベストが混入している可能性が高いため除去しました。

2.アスベストの有無又は含有量を調査した施設
児童館

3階プラネタリウム操作室の鉄骨部分に、ロックウール吹付けを確認、アスベストの有無を調査しましたが、アスベストは使用されていませんでした。

市役所

庁舎南側の書庫の天井に、パーライト吹付けを確認、アスベストの有無を調査しましたが、アスベストは使用されていませんでした。

高久ポンプ場

電気棟の1階天井に、ロックウール吹付け、2階にパーライト吹付けを確認、アスベストの有無を調査しましたが、アスベストは使用されていませんでした。

三輪野江小学校

室内の天井部分の梁型に、リシン吹付け(飛散の可能性は低い)を確認、アスベストの含有量を調査しましたが、アスベストを含有しているものはありませんでした。

中曽根小学校

室内の天井部分の梁型に、リシン吹付け(飛散の可能性は低い)を確認、アスベストの含有量を調査しましたが、アスベストを含有しているものはありませんでした。

中央中学校

室内の天井部分の梁型に、リシン吹付け(飛散の可能性は低い)を確認、アスベストの含有量を調査しましたが、アスベストを含有しているものはありませんでした。

駅北駐輪場

ポンプ室にロックウール吹付けを確認、アスベストの有無を調査しましたが、アスベストは使用されていませんでした。

環境センター

1階倉庫の梁型にロックウール吹付けを確認、アスベストの有無を調査しましたが、アスベストは使用されていませんでした。

 

 

Q6:民間の建築物についての行政の対応は?

A6:昭和31年から平成元年までに施工された民間建築物で床面積が1,000平方メートル以上のものについては、現在、埼玉県都市整備部建築指導課で調査を行っています。
また、市内にある店舗などの不特定多数の人の使用する民間建築物について、吹付けアスベストが使用されていると思われる建築物がありましたら、吉川市建築課までご連絡ください。
市から越谷県土整備事務所に連絡いたします。越谷県土整備事務所職員が調査・指導等をすることになります。