羽田空港・成田空港の現状と課題

羽田空港・成田空港の需要は年々高まっており、平成26年度末には年間合計発着枠が74万7千回に達する見込みとなっています。今後、国際線を中心に大幅な需要の増加により、2020年代前半には、現在の計画処理能力約75万回を上回る見込みとなっています。

現在も、羽田空港の昼間時間帯や成田空港で国際線の出発・到着が集中する夕方の時間帯は、それぞれの空港の処理能力の限度までダイヤが設定され、航空会社が希望時間帯に就航できない事態が発生しています。

また、2020年に開催されるオリンピック・パラリンピックにより、さらに需要が高まる可能性があります。

羽田空港の飛行経路見直し案

国では、首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者のさらなる増加、国内各地への経済効果の波及等の観点から、羽田空港・成田空港の機能強化を図る必要があると判断し、羽田空港では滑走路の運用や飛行経路の見直しなどの検討を進めています。

交通政策審議会航空分科会 基本政策部会

平成25年9月 成田空港、羽田空港の機能強化に向けた今後の課題の整理

首都圏空港機能強化技術検討小委員会

平成26年7月 空港の機能強化のための技術的な選択肢を中間とりまとめとして公表

羽田空港の飛行経路の見直し案(中間とりまとめ)概要
  • 東京湾・千葉県の上空を通過する経路に加え、東京都・千葉県・埼玉県の内陸部上空を通過する経路を活用
  • 1時間当たり最大80回の発着枠を最大90回へ拡大

首都圏空港機能強化技術検討小委員会での中間とりまとめ(国土交通省ホームページ:外部リンク)

吉川市への影響

航空機は向かい風で発着するため、羽田空港での風向きによって飛行経路は変わります。吉川市上空は南風の時に影響があります。

南風の時

発着需要の高い午後3時~午後7時の時間に限り、着陸便(1時間当たり約13機)が吉川市北部を約5000フィート(約1525メートル)以上の上空で通過

(注)いずれも、第2回首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会 配布資料(抜粋)

上空の通過による騒音の影響

上空を通過することにより、最もその影響が懸念される南風時の最低高度を5000フィート(約1525メートル)で想定した場合、経路直下での最大騒音レベルは56~66デシベル(航空機の機種により異なります)になると示されています。(通常の話し声の大きさは50~70デシベル)

航空機による騒音影響について.pdf [3062KB pdfファイル] 

第2回首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会 配布資料(抜粋)

今後の対応

国では首都圏空港機能強化技術検討小委員会での議論などを踏まえ、平成26年8月に、航空会社のほか、埼玉県・東京都など新たな発着ルートで影響を受ける県、政令指定都市などで構成された「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」を設置しています。

首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会(国土交通省ホームページ:外部リンク)

埼玉県では「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」に参画するに当たり、県内関係自治体の意見を集約するため、県と関係自治体による「羽田空港の機能強化に関する県・市町村連絡協議会」を平成26年9月に設置しています。

羽田空港の機能強化に関する県・市町村連絡協議会(埼玉県ホームページ:外部リンク)

吉川市の対応

国の動向に十分注視しながら、県や関係自治体と連携して調整を進めていきます。

 

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