水道事業の平成19年度決算をお知らせします

収益的収支(消費税抜き)

 収益的収支の<収入>は13億5,127万円で前年度に比べ7.03パーセントの減収、<支出>は12億6,414万円で前年度に比べ0.11パーセントの減額となり、この結果8,713万円の利益が生じました。

資本的収支(消費税込み)

 <収入>は2億1,660万円、<支出>は6億8,246万円で、4億6,586万円の不足が生じました。不足額については、減価償却費などの内部に留保されている資金により補てんいたしました。
 配水管整備工事は、吉川駅南特定土地区画整理事業など5,187メートル、破損事故や漏水防止を図るために石綿セメント管の布設替を4,522メートル行い、延べ9,709メートルの配水管整備を実施し、災害に強い施設づくりと水の安定供給に努めました。

決算報告書

財務状況

業務状況

 給水戸数で23,528戸、給水人口で64,403人の方々に1日平均18,960立方メートルの水をご使用いただきました。これを給水人口1人1日平均給水量に換算すると294リットルで、前年度に比べて2リットルの減少となりました。
 また、総配水量は7,284,437立方メートルで前年度に比べて6,015立方メートル(0.08パーセント)の増加となりました。このうち料金収入を伴った有収水量は6,939,252立方メートルで、前年度に比べて120,171立方メートル(1.76パーセント)の増加で、有収水量の割合を表す有収率は95.26パーセントで、前年度に比べて1.57ポイント上回りました。

給水原価と供給単価

  • 給水原価:1立方メートルの水をつくるのにかかる費用
  • 供給単価:1立方メートルの水の料金収入
  • tanka19.JPG [30KB JPGファイル]  

 給水原価179.79円が供給単価169円を上回り、10.79円の逆ざやになっています。給水原価が高い理由としては、南配水場の建設や老朽管の布設替により「施設などの償却費」の占める割合が増加しているためと思われます。

むすび

 本年度は、年間総配水量、有収水量ともにわずかながら前年度を上回り、経営の基盤となる給水収益も増加となっております。
 一方、水道施設は老朽化してきており、改良や更新など再構築が課題となっております。
 こうした課題を検討し持続可能である健全な水道事業経営のため、吉川市水道事業基本計画「よしかわ水道プラン21」を補完する形で「吉川市水道事業経営健全化計画」を策定しました。
 今後の事業経営に当たっては、水需要の低迷による厳しい財政状況下でありますが、より一層の経費節減に努め、安全で良質な水の安定供給に努めてまいります。

 

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