吉川市産業振興計画

平成30年に策定した吉川市産業振興計画(令和元年度~令和3年度)の計画期間満了に伴い、これまでの基本的な方向性や理念を継承しつつ、産業振興による、より一層の幸福実感の得られるまちづくりを目指した計画として、SDGs(持続可能な開発目標)やデジタル社会を見据えた視点などの新たな要素を盛り込み改定しました。

吉川市産業振興計画(令和4年度~令和8年度).pdf [ 4564 KB pdfファイル]

1.計画の目的

平成30年4月1日施行の「吉川市における幸福実感向上を目指したまちづくりのための産業振興基本条例」(以下、条例という。)において、産業振興の理念として、「事業者、勤労者、市民及び市の協働に基づいた産業振興施策により、市の発展を図るとともに、市民が幸福実感を得られるまちづくりを推進する」と定めています。本計画は、市の産業振興の基本的方向と具体的な取組みを明示し、様々な関係者との連携の中で、産業振興施策を推進することを目的とします。

2.計画の期間

本計画の期間は、令和4年度から令和8年度までの5年間とします。なお、社会経済構造の転換や経済状況等の変化に柔軟に対応できるよう、必要に応じて見直しを行います。

3.理念

産業の発展は、まちの発展に深く関わり、その目的は生活を豊かにするとともに、「まちの幸せ」につながるものです。そのため、産業振興を通し、事業者、勤労者、市民及び市の「協働」によってまちづくりを推進することを基本理念に定め、市内で働く人、市内に住む人の幸福実感を追求することを目指します。

4.農業・商業・工業の包括的な振興

市の面積のおよそ4割を田畑が占める吉川市にとって、農業の振興はとても重要です。農業、商業、工業を同じ枠組みの中で捉え、一体的に産業振興を図ります。

5.関係者の役割

計画の推進にあたっては、事業者、勤労者、市民及び市の協働による事業展開を図るため、それぞれの役割を下記のように設定します。

事業者

  • 事業者は、経営基盤の強化、人材の育成、雇用環境の充実及び円滑な事業承継を図ります。
  • 勤労者の生活を保障し、自主的な事業活動の維持及び発展に努めます。
  • 地域社会を構成する一員として、豊かな地域社会の実現に努めます。

勤労者

  • 勤労者は、自身の知識や技能が市内産業を支えていると自覚し、勤労や消費行動を通して、市内産業振興への協力に努めます。
  • まちづくりを担う一員として積極的に地域活動への参加に努めます。 

市民

  • 市民は、市の歴史、文化及び産業について理解を深め、主体的にまちづくりに参加します。
  • 市内産業の魅力を全国に発信し、産業振興への協力に努めます。

  • 市は、産業振興に関する情報の収集と提供に努めます。
  • 事業者・勤労者・市民と産業振興について意見交換ができる場を設け、産業振興に関わる計画を定め、財政上の措置を講じます。 

6.目指すまちの姿

働きやすく、働きがいのあるまち

  • 市内で働ける環境を整えることで、職場と家庭の距離が縮まり、家族との時間や地元で活動する時間が増え「まちづくり」の大きな力を生み出します。

新たな挑戦を推進するまち

  • 新たな挑戦を推進し、起業・創業が盛んなまちを目指し、女性・高齢者・障がい者・外国人・LGBTQなど、誰もが活躍できる場が増えていくことで、「まちの発展」につなげます。

産業界と行政が連携するまち

  • 新たな挑戦を推進し、起業・創業が盛んなまちを目指し、女性・高齢者・障がい者・外国人・LGBTQなど、誰もが活躍できる場が増えていくことで、「まちの発展」につなげます。

産業界と行政が連携するまち

  • 産業界と行政の連携を深め、企業の人材確保や、まちの災害対策を強化します。

市内事業者間の連携が盛んなまち

  • 市内事業者同士が連携を深め、新商品開発や販路拡大を共同で行い、市内経済の大きな発展を目指します。

地産地消と地域ブランドを推進するまち

  • 地元で作られた安心・安全な商品や農産物を吉川市に訪れた人へのおもてなしにも活かせるように充実させます。

産業と教育が連携するまち

  • 産業界と連携し、将来の吉川を担う子どもたちに「ものづくり」の素晴らしさを伝えて、人材育成や「まちの歴史や文化」の理解につなげます。
 

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