認知症とはどんな病気?

認知症とは、様々な原因で、脳の細胞の一部が壊れたり、または働きが悪くなることによって、思い出すことや覚えることが難しくなる脳の病気です。

主な症状は、脳の委縮によって起こる中核症状(記憶障がい、理解・判断力の障がいなど)と、本人の性格や素質に、周囲の環境などが影響して出現する行動・心理症状(徘徊、攻撃的になる、うつ状態になるなど)があります。 

中核症状

脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状 

記憶障がい 
  • 新しいことが覚えられない  
  • すぐ前のことを忘れてしまう
見当識障がい
  • 時間:時間や季節感の間隔が薄れる
  • 場所:場所が分からなくなったり、迷子になる
  • 人物:周囲の人との関係が分からなくなる
理解・判断力の障がい
  • 考えるスピードが遅くなる
  • 新しい機械が使えなくなる
  • 周囲からの刺激や情報に対して、正しい解釈ができなくなる  
実行機能障がい
  • 段取りを立てて行動できない

行動・心理症状

本人の性格や素質、周囲の環境や人間関係などが影響して出現する症状

うつ状態
  • 元気がなく、引っ込み思案になる
  • 自信を失い、全てが面倒になる
  • 整理整頓や掃除ができなくなる
攻撃的(興奮・暴力)
  • 大声をあげたり、暴力をふるう
徘徊
  • 歩き回る
幻覚・妄想
  • 見えないものが見える
  • 事実と異なることを事実と思い込む 

 

 認知症図 

認知症の種類

認知症を引き起こす病気のうち、最も多いのは「アルツハイマー病」「レビー小体型認知症」などの、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいくことによる疾患です。続いて多いのが、脳梗塞、脳出血などのために、脳細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、神経のネットワークが壊れてしまう「脳血管性認知症」です。重複も多いとされています。