新型コロナウイルスワクチン接種についてよくある質問
(1)全般
1.ワクチンの接種は必ず受ける必要がありますか。
新型コロナワクチン接種は、コロナウイルスに感染した場合に、発症や重症化を予防する効果が期待されています。令和5年度秋開始接種については、65歳以上の方と基礎疾患を有するなど重症化リスクが高い方には、引き続き予防接種法上、接種は努力義務の適用対象となっています。健常な65歳未満の方は、努力義務の適用対象外です。強制接種ではなく、あくまでご本人の意思に基づいて受けていただくものですので、接種を希望されない場合は、無理に接種する必要はありません。
2.費用はかかりますか。
費用はかかりません。ワクチン接種に便乗した不審な電話や詐欺行為等には十分ご注意ください。
3.接種するための手続きは何かありますか。
ワクチン接種は完全予約制となっています。予約は接種券到着後に、ワクチン接種コールセンターか専用サイトから予約することができます。
コールセンター連絡先:048-967-5650
4.ワクチン接種のメリットは何ですか。
感染症に対する免疫をつけたり、免疫を強めるために接種されています。個人の発症・重症化予防や、社会全体での感染症の流行を防ぐことが期待されています。新型コロナワクチンについても、重症化や、発熱やせきなどの症状が出ること(発症)を防ぐことが期待されています。
5.ワクチン接種にリスクはありますか。
新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症や重症化を予防することが期待されていますが、副反応のリスクもあります。
副反応は数日以内の時間経過で回復しており、重篤な副反応は、あるとしても極めてまれと考えられます。
一般に、ワクチンなどの医薬品は、正しく使用しても一定の割合で副作用(副反応)が発生する可能性があり、最終的に接種するかどうかは、ワクチン接種のリスクと効果の双方を考慮して、ご本人の意思で判断していただくことが大切と考えております。
6.新型コロナウイルスに感染したことのある人は、ワクチンを受けられますか
過去にコロナウイルスに感染した人も、新型コロナワクチンを受けることができます。
ただし、受けた治療の内容によっては、治療後から接種まで一定の期間をおく必要がある場合がありますので、いつから接種できるか不明な場合は、主治医にご確認ください。
また、事前に感染したかどうかを検査して確認する必要はありません。
7.他のワクチンの接種を受けたばかりですが接種できますか
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は可能です。
ただし。インフルエンザワクチン以外のワクチンは、新型コロナワクチンと同時に接種できません。互いに片方のワクチン接種から2週間後に接種できます。
(2)接種対象者
1.接種の対象者を教えてください。
接種当日において6か月以上の方が対象となります。
2.ワクチンを受けられない人、また受けるのに注意が必要なのはどのような人ですか。
以下の方は、ワクチンを受けることができません。
- 明らかに発熱している方(37.5度以上の方)
- 重い急性疾患にかかっている方
- ワクチンの成分に対し重度の過敏症(※)の既往のある方
- 上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方
※アナフィラキシーや全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等アナフィラキシーを疑わせる複数の症状
予防接種を受けるに当たり注意が必要な方
下記に当てはまる方は本ワクチンの接種について注意が必要です。該当すると思われる場合は、必ず接種前の診察時に医師へ伝えてください。
- 抗凝固療法を受けている方、血小板減少症または凝固障害のある方
- 過去に免疫不全の診断を受けた方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害など基礎疾患のある方
- 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状が出た方
- 過去にけいれんを起こしたことがある方
- ワクチン成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方
(3)接種場所
1.接種場所はどこですか。
年齢区分によって、接種場所が異なります。ホームページや個別通知されているお知らせをご覧ください。
(4)接種
1.当日の持ち物を教えてください。
運転免許証や健康保険証などの本人確認書類と事前に送付するクーポン券、予診票を必ずお持ちください。
2.持病がある人は接種しても問題ありませんか。
基礎疾患のある方は(免疫不全や病状が重い方)接種を慎重に検討した方がよい場合があるので、かかりつけ医にご相談ください。
3.事情があって(仕事等)住民票所在地以外に住んでいる場合、どこで接種したらよいですか。
住民票所在地の市町村おいて接種することが原則です。
ただし、住民票所在地外での接種を希望する場合は、接種を行う医療機関等が所在する市町村に事前に届出が必要となりますので、実際に住んでいる市町村にお問い合わせください。
(5)副反応
1.どんな副反応があるか教えてください。
接種後に接種と因果関係がないものも含めて部位の痛みや頭痛、倦怠感、筋肉痛などの症状がみられたことが発表されています。
2.アレルギーがあるが、新型コロナワクチンを接種して問題ないでしょうか。
ワクチンの成分にアレルギーのある方は接種を避けてください。それ以外のアレルギーの方は、かかりつけ医とご相談ください。
3.アナフィラキシーではどのような症状が出ますか。治療法はありますか。
薬や食物が身体に入ってから、短時間で起きることのあるアレルギー反応です。
じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急におこります。血圧の低下を伴い意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)や脱力を来すような場合をアナフィラキシーショックと呼びます。
特定のワクチンだけに起きるものではなく、様々な医薬品やワクチンの投与後に報告されています。
接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、予防接種の接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。
4.ワクチンを受けた後に熱が出たら、どうすれば良いですか。
ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用いただくなどして、様子をみていただくことになります。このほか、ワクチン接種後に比較的起きやすい症状としては、頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒(さむけ)、関節痛などがあります。
ワクチンによる発熱か、新型コロナウイルス感染症かを見分けるには、発熱以外に、咳や咽頭痛、味覚・嗅覚の消失、息切れ等の症状がないかどうかが、手がかりとなります。(ワクチンによる発熱では、通常、これらの症状はみられません。)
ワクチンを受けた後、2日以上熱が続く場合や、症状が重い場合、ワクチンでは起こりにくい上記の症状がみられる場合には、医療機関等への受診や相談をご検討ください。
接種後、心配な症状が出現したらご相談を
埼玉県新型コロナワクチン専門相談窓口 電話:0570-033-226 24時間、土曜日、日曜日、祝日も対応