年末に向けて小中学生に伝えたいこと(令和6年12月)
一年の終わりが近づいています。この時期は、これまでの日々を振り返り、来年に向けて新しい目標を立てる絶好のチャンスです。学校生活や家庭での出来事、部活動や習い事など、一人ひとりにとって大切な経験があったことでしょう。その経験をしっかり振り返ることは、これからの自分を成長させるための大切な一歩です。今日は、そんな年末にぜひ意識してほしい3つのポイントについてお話しします。
「ありがとう」の心を育てる
みなさんが日々過ごしている中で、気づいているかもしれませんが、家族や先生、友達など、たくさんの人が皆さんのことを支えてくれています。朝起きたときの「おはよう」から始まり、学校での授業、帰ってからのご飯や宿題の手伝い。一見当たり前に思えることも、実はたくさんの人が関わってくれているからこそ成り立っているのです。
「ありがとう」と言葉にするのは少し照れくさいかもしれません。でも、その一言が相手を笑顔にし、自分の心も温かくしてくれます。年末は特に感謝の気持ちを伝えるのにぴったりな時期です。今年お世話になった人たちに、勇気を出して「ありがとう」を伝えてみてください。
自分を認める時間を作る
一年間の中で、うまくいったこともあれば、思うようにいかなかったこともあったかもしれません。特に「もっと頑張ればよかった」と感じることがあるかもしれませんね。でも、まずは「この一年、自分はよく頑張った!」と自分をほめてあげる時間を作ってください。
たとえば、苦手な教科のテストで少し点数が上がった、友達と仲直りできた、部活動や習い事で新しい技を覚えた。どんな小さなことでも構いません。それを思い出し、自分が努力したことを認めてください。それが来年の自信につながります。
新しい一年の目標を描く
年末は「振り返り」の時期でもありますが、「次の目標」を考えるための時間でもあります。2025年、みなさんはどんな自分になりたいですか?たとえば、「宿題をためずに毎日終わらせる」「本をたくさん読む」「友達をもっと思いやる」「新しいことに挑戦する」など、小さな目標でもかまいません。
その目標を達成するために、どんな行動が必要なのかを一緒に考えましょう。具体的な行動をイメージすることで、目標が現実に近づいてきます。そして、一歩ずつ進むことで大きな成果を生み出せることを忘れないでください。
自分だけの「振り返りノート」をつけてみよう
年末の特別な時間を活用して、自分の一年をまとめる「振り返りノート」を作ってみてはいかがでしょうか?以下のようなことを書いてみると、自分の成長がよく分かります。
- 今年一番うれしかったこと
- 今年頑張ったことや成長したこと
- 友達や家族、先生に感謝していること
- 来年、挑戦したいことや目標
このノートは自分だけの特別な記録です。書くことで、自分の気持ちが整理され、新しい目標に向けてのやる気が湧いてきます。
年末は次へのスタート地点
年末は「終わり」ではなく、新しい一年への「スタート地点」です。今年学んだこと、失敗から得た教訓、出会った人々への感謝を大切にしながら、次のステージへ進む準備をしていきましょう。焦らず、一歩ずつ進んでいけば大丈夫です。みなさんの未来には、無限の可能性が広がっています。
最後に、この一年を支えてくれた周りの人たちに、心を込めて「ありがとう」と伝えてください。そして、笑顔で新しい年を迎えましょう。教育センターは、これからもみなさんの成長を心から応援しています!