みなさん、こんにちは。
吉川市少年センターで教育相談を担当しております新屋敷(しんやしき)と申します。
みなさんに少しでも役立てていただきたい情報を毎月提供していきますのでよろしくお願いします。

1年の計は元旦にあり、児童生徒は4月1日にあり

さて、4月に入りました。
新入生が入学し華やかな時期を迎えました。桜並木
新入生も進学したみなさんも今年1年を頑張ろうと思って、張り切っていることと思います。
昔から「1年の計は元旦にあり」と言います。
この1年をどう過ごすのか、それを決めるのは1年の最初の日である「1月1日」である、ということです。
会社であれば今年の目標などを発表する日です。
みなさんにとっての元旦は4月1日になります。
よく4月当初の学活で1学期の目標を決めますが、みなさん、よく考えて決めていますか?

目標を決める

目標を決めるには決めるまでにステップがあります。
会社で言えば、「昨年の売り上げはこれだけだったから、今年はその上を狙いたい。だから、目標の売り上げは100億円だ」などとなります。
すなわち、昨年度の成功した点、失敗した点を分析して、実態や傾向を把握し、目標を立てることになります。

みなさんの場合は昨年1年間を振り返り、出来たことと努力の足りなかったことをはっきりさせます。
その反省の上に立って目標を決めることになります。

短期目標と長期目標

目標を決める場合に注意することは、目標をなるべく具体的に立てることです。
単語の暗記を例に説明すると
【長期目標】4か月で英単語を600個完全に覚える
【短期目標】まず、1週間で35個(一日5個)、1か月に150個を目標に覚える。1か月ごとに確認テストをして、その都度計画を見直しながら進める。
≪具体的な目標≫最初の1か月
(1)毎日英単語の意味とつづりを5個ずつ覚える。
(2)1週間で35個を完全に覚えきる。
(3)1週間ごとに確認テストをして、覚えていない単語をなくす。
1か月たったら、150個の単語を覚えたか、確認テストをし、覚え具合をチェックする。
→順調に覚えていたらそのままつづける。覚えきれないときは、原因を究明する。
たとえば、集中力不足、学習時間の不足などがあれば、改善する。1日5個が苦しかったら、4個に目標を修正。予想以上に覚えることができたら、1日の覚える個数を増やしてもよい。

  • 1日に5個、1週間で35個と考えると、気が楽になります。
    スモールステップが基本です。取り組みが長続きしやすくなります。
  • 達成したときのごほうびがあると、励みになります。
  • 学生時代に覚えたことは一生の宝となります。がんばりましょう。
実践目標は小刻み    

行動目標は小刻みに立てるのがよいです。
昔、道徳の教材で「実践目標は小刻みに(中学校)」というのがありました。
持久走のとき、Aくんは電柱を目標にして、「次の電柱までは頑張って走ろう」と目標を立てました。
次の電柱まではそう遠くないので、最初は問題なく走れますが、息が上がってきて、足やおなかの横が痛くなり出してからが大変です。
辛くても次の電柱までは絶対走ろうと決めるのです。何とかそこまで走れると、今度も次の電柱までは走ろうと決め、走り切ります。
あとはその繰り返しです。A君はその繰り返しでゴールまで走り切ったという話です。
ここでよかったのは、1回分の量が少なかったことです。1回分(1日分)の量が多いと長続きしません。
スモールスッテプが何より大切です。このステップの量は個人差がありますので、目標を立てる時あまり周りを気にしないという事も大切です。

目標を立てる上でのコツ

つぎのことを確認しながら、目標を作りましょう。
(1)目標は具体的に立てる。具体的な目標は数値で見えるようにすると良い。
(例1)筋力をつけるという目標→腕立て伏せ20回、時間は30分
(例2)学力を高めるという目標→問題集1日2ページの予習、漢字練習1日60個など
(2)次の目標までのステップは小さく「スモールステップ」
(3)そもそも目標は適切なのか。(達成してモチベーションは上がるのか)
(4)目標は適切に作られているか。反省のもとに作られているか。達成可能な目標になっているか。達成する意義のある目標か

おわりに

4月は希望に燃える季節です。皆さんの中にも「今年こそは」と心ひそかにやる気を感じている人も多いことと思います。
特に新入生や最上級生になった小学6年生、義務教育最後の年となる中学3年生は心ひそかに闘志をみなぎらせている事と思います。
そういう時は勉強や目標とすることが飛躍的に伸びる時です。心の中が「やる気」満々なんですね。
問題はこのやる気がいつまで長続きするかです。上記の<目標を立てる上でのコツ>を参考に1年間努力してみてください。