好奇心を持って過ごす

さて、ノーベル物理学賞に日本の真鍋淑郎(まなべしゅくろう)さんが選ばれたといううれしいニュースがありました。
現在は、アメリカ在住ということですが、愛媛県出身の日本人です。
今は、われわれが当たり前のように知っている「温暖化の原因が二酸化炭素にあること」を突き止め、
それが地球規模の気候変動に与える影響を予測した功績でノーベル賞を受賞されました。
受賞のインタビューで、「研究の原動力は飽くなき好奇心にある」と話されていました。
何にでも興味を持つ、好奇心のとても強い人だったようです。
この飽くなき好奇心が研究に大きく貢献したことは間違いありません。
好奇心旺盛な人は、普通の人が素通りするところで「いや待てよ」「なぜだろう」と多くの疑問や多方面への興味・関心がわいたりします。
その結果、自分の中心となる研究にたくさんの枝葉を茂らせ、実りを多くしていきます。

ちょっと立ち止まって

「好奇心」ともう一つ、おすすめの行動があります。ルビンのつぼ
それは「ちょっと立ち止まる」です。
例えば右のイラストの「ルビンのつぼ」は、二通りの見方ができることで有名です。
「私たちは一目見た時の印象に縛られ、一面のみをとらえて、そのもののすべてを知ったように思いがちである。
しかし、中心に見るものを変えたり、距離を変えたりすれば新しい発見の驚きや喜びを味わえる。」
とアリス研究家の桑原茂夫が述べています。

ルビンの壺のイラスト:出典Wikipedia

「素人探偵」浅見光彦の場合

小説家内田康夫の推理小説に登場する素人探偵浅見光彦は、
「僕はいろんなことに興味がわき、好奇心を突き詰めないと気が済まないんだ」と言っています。
一見、事件には関係ないことでも、気になりだすと突き詰めずにはいられないんですね。
そして、そのことが事件の解決の糸口になることがあります。
彼は、捜査が難航し、高い壁にぶつかってしまったときには、ちょっと立ち止まります。
ちょっと立ち止まって、見方や切り口を変えてみるのです。
そして、旺盛な好奇心の結果、得られたさまざまな情報と見る角度や距離、方向を変えた結果見えてきたものとが結びついて事件の解決を迎えます。

人生を豊かに

このように物事を考えるときには、時には立ち止まって、見方や考え方がこれでよいのか、見落としや思い違いはないのかと検証することが大事です。
そして、普段から旺盛な好奇心を持つことが人生を豊かにしてくれます。