有意義な夏休みを~健康について考える~

現在、児童生徒は夏休みを迎えています。
1学期の最後はどの学校でも、「有意義な夏休みにして、児童生徒のみなさんは健康で元気に2学期を迎えてください。」浜辺の兄弟
と締めくくっています。
児童生徒たちにとっても有意義な夏休みにするためには、健康とその健康を支えるための体力が必要です。

そこで、まず体力について少し考えてみましょう。
「体力」とは、大きく分けて「運動をするための体力(行動体力)」と「健康に生活するための体力(防衛体力)」とに分けることができます。
運動をするための体力とは、行動体力ともいい、身体を動かすために必要な基本的な身体的能力のことをいいます。
運動するための筋力、運動に合わせて身体の動きを調整するための調整力、行動を起こすための瞬発力、行動を持続するための持久力があり、体力テストで測ることができます。

健康に生活するための体力とは、防衛体力ともいい、感染症などの病気に対する抵抗力のことを指します。

更に、その体力を維持するためには、運動・栄養(食事)・休養(睡眠)のバランスや規則正しい生活習慣が必要とされています。
つまり、健康であるということは、病気でないとか、弱っていないということではなく、
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。
この健康の定義は、いまも世界中でひろく使われています。
不変のものとして捉えるのではなく、時代や環境の変化するなかで、健康とは何かという議論を続けていくようにも求められています。

~WHO(世界保健機構)憲章:「健康」の定義による~

参考までに、「健康感を判断する際に、基準とした項目は何ですか」という質問に対して、その回答を3分野に分けてみると、

(1)身体的健康:「身体が丈夫で、病気がないこと」「美味しく飲食できること」
(2)精神的健康:「不安や悩みがないこと」「幸せを感じること」「生きがいを感じ、前向きに生きられること」
(3)社会的健康:「人間関係がうまくいくこと」「仕事がうまくいくこと」「他人を愛することができること」「他人から認められること」

という回答が上位を占めています。
上記したように、「健康とは何か」についてまとめてみると、
健康とは「からだ」「こころ」「社会」における3つの力が調和したものであり、
「からだ」は、体調管理や病気の予防をし、もし体調を崩してもうまく対処する意思決定ができること、
「こころ」は、降りかかる問題や困難を乗り越えるために、
人生の意味が見いだせるような、自分らしい意思決定ができて、それを幸せだと感じられること、
「社会」は、問題や困難に直面している人たちを孤立させず、適切な意思決定ができるよう互いに協力し、喜び合い、信頼関係をつくること。
これらは、人と人のつながり。
言い換えれば、生きる意味」「生きがい」だと思います。

雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも、コロナにも負けないカラダ…

今の時代を生きていく児童生徒の生活環境を考えると、教育や社会の大きな転換期を迎えているうえに、
コロナ感染も第7波の兆候が顕著に出始め、大人でさえ当たり前に健康を維持するのが大変な時です。
宮沢賢治の言葉を借りて「雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも、コロナにも負けないカラダ…」
児童生徒はもちろん、保護者・地域の皆様も健康でこの夏を乗り切っていきたいものです。