県指定文化財・県選択無形民俗文化財の一覧
埼玉県指定文化財
記念物・史跡:清浄寺、南無仏板碑 (昭和35年3月1日指定)
板碑とは、追善供養のため板状の石でつくった塔婆で、種子、または仏像、造立年月日・法号・造立の趣旨などが刻まれています。鎌倉時代(13世紀)から室町末期(16世紀)ごろまでに多く造立され、関東地方のものは、その材質がほとんど秩父産の青石(緑泥片岩)で、「青石塔婆」とも呼ばれています。市内木売の楠井山清浄寺にあるこの板碑は、青石に「南無仏」と刻まれた禅宗風のもので、その特徴ある書風から、正安元年(1299年)に渡来した宋僧で書家としても知られる一山一寧のものといわれています。
記念物・史跡:清浄寺、西念法師の塔 (昭和35年3月1日指定)
西念は浄土真宗の祖・親鸞の二十四輩の1人です。親鸞に従って東国を下向し武蔵・常陸などでともに布教に努めました。木売にある楠井山清浄寺は、かつて西光院と称し、西念が建てた寺と伝えられています。同寺内に立つ西念法師塔は、六角形の塔身の上に六角形のかさを乗せるという宝塔としては非常に珍しい形式で、鎌倉時代のこの種の石造物としては、県内唯一のものです。
天然記念物:密厳院イチョウ (昭和47年3月28日指定)
高久にある医王山錫杖寺密厳院境内のほぼ中央にある独立樹の雌木です。本尊の木像地蔵尊は、恵信僧都の作と伝えられ、古くから「子育て安産の地蔵尊」として広く信仰されているところから、別名子育てイチョウとして親しまれています。高さ約30メートル、太さ5.34メートル、根回り約12メートルの大きさは、関東一といわれています。
有形・歴史資料:定勝寺銅鐘 (昭和51年3月30日指定)
市内三輪野江にある蓮華山延命院定勝寺は、江戸時代初期の利根川付け替えの際、その支流(現在の江戸川)の流路にあたることから、現在地に移転してきました。寺名は、新田開発と堂宇建立に力を尽くした平本定勝の名をとったものです。寛文9年(1669年)に製作されたこの銅鐘には、二郷半領の由来などが刻まれていて、吉川周辺の歴史を知る上で貴重なものです。また鐘に刻まれた漢詩は、徳川将軍家の儒学の師、林鵞峯(春斎)の作によるものです。
埼玉県選択無形民俗文化財
吉川市のオビシャ
所在:吉川
- 保護団体:吉川香取神社氏子 中
- 行事名(呼称)、実施日:弓取式(1月7日)
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所在:木売
- 保護団体:木売熊野神社氏子中
- 行事名(呼称)、実施日:宮なげ(1月4日)
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所在:高富
- 保護団体:高富蕎高神社氏子中
- 行事名(呼称)、実施日:あられなげ(1月7日)
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所在:高久
- 保護団体:高久蕎高神社氏子中
- 行事名(呼称)、実施日:あられぶっつけ(1月9日)
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