2月22日の市長選においては皆さまに多くのご迷惑をおかけいたしましたが、同時に多くのご支援をいただき、3月7日に吉川市長に就任いたしました中原恵人でございます。

 早春の寒い朝、そして少し雨も混じる中、多くの皆さまにお迎えいただきまして、皆さまと共に、新しい吉川の1ページ目をめくることができるということを、非常に嬉しく思っております。

 皆さまの熱いご期待を、私自身のエネルギー、そして責任感にかえて、これから一所懸命に走っていきたいと思っております。

 しかし、ご存じのとおり、市長がすべてをできるわけではありません。

 市役所前にはためくあの旗は、吉川市章であり、吉川、旭、三輪野江の3つの地域が融合する街ということでつくられた市のマークです。紅白のめでたい配色に、川をかたどり、蓮の花のような、そして祝い袋の水引きのような美しいフォルム。そして真ん中には、幸運の「吉」の字。次の吉川もこのマークにならって進めてゆきたいと思っております。

 1つ目の「花弁」は、まず市民の皆さまです。

 これからは、行政がすべてをやってくれる、あるいは行政の言うことを聞いていればいい、そういう時代ではありません。皆さまができることは皆さまで、そして地域でできることは地域でやっていくという自立が必ず必要になってきます。そしてもうひとつ、皆さまの経験、知恵、そしてキャリアは吉川の宝です。ぜひそれを今後の市政の中で活かしていただきたい。そして、活かしていただけるような方法、形を私は一所懸命作ってゆきたいと考えております。

 2つ目の「花弁」は、市民の代表である市議会の先生方だと思っております。

 本日は議長を始め、多くの市議の先生方にお集まりいただいておりますけれども、二元代表制として、市政をチェックする、そういった役割や視点はもちろんとても大切なものです。しかし、すでに選挙は終わりました。すべてをリセットして、この人口7万人、そして32㎢という小さい街ながらも、顔と顔が見える温かい街「吉川」の未来を共に創ってゆく仲間なのだという気持ちでスクラムを組み、その中で討論をしてゆきたい、そのようにお願いしたいと思っております。

 そして、3つ目の「花弁」は、市職員の皆さまです。

 私は、「公僕」という言葉、「行政サービス」という言葉があまり好きになれません。どうしてもそこに、市民と行政の溝を感じてしまうからです。当然職員は、市民のために働きますが、「市民のために」からではなく、「市民と共に」という感覚から始めていただき、その結果として、吉川市がよくなり、市民のためになる、そのような気持ちを持って、仕事に突き進んでいただきたいと思っております。そして、職員の皆さまが、責任と充実を感じられるように、組織や環境をきちんと調整してゆこうと考えております。

 それでは、私自身、市長として何をするのか。

 あのマークには川の流れや水路が描かれております。まさに川や水路のように、市民、政治、行政の中を縦横無尽に市長が走ることによって皆さまを結び付け、マークの真ん中ある幸運の「吉」を、この吉川の地に、みんなで作り出せるように、大きな花を咲かせることが出来るように、この4年間走り続けたいと思っています。

 まさに市のマークのように、「三位一体型の前進」の4年間としてゆきたい。

 それをまず、皆さまにお伝えしてから、仕事を始めたいと考えました。

 結びにあたりまして、吉川のために、ここからの4年間のすべてを捧げてゆくことをお誓いし、私の就任のご挨拶とさせていただきます。

 4年間よろしくお願い致します。 

 

平成27年3月9日

   吉川市長 中原 恵人