学生時代から、水海道や岩下はとても身近で、お世話になっている街。常総市の高杉市長からいろいろと学ばせていただいております。

そんな常総市の状況を新聞やテレビ越しに見ながら、皆さんの無事を祈っております。

今回の災害に対する吉川市の対応で、市民の皆さんから質問等ありましたので、そのいくつかを。

  • 情報発信は市長のFacebookだけなのか?

私自身がFacebook、Twitter、ブログ等で発信している他、吉川市としてもホームページやTwitter、エリアメール等で情報発信をしています。今後の災害対策においても、市民にとってさらに有益な情報を発信してゆけるよう体制強化します。

  • SNSを使えない高齢者等への情報伝達は?

今回、防災無線に加え避難対象地区に市の広報車を走らせました。また自治会長や自主防災組織のリーダーにも事前に連絡を入れさせていただき、戸別に声がけ等を行なっていただきました。

今回の経験を踏まえ、避難サポートが必要な方々への情報伝達、またサポートが、マニュアル作成だけで終わらずに実際に稼動可能かを検証し、強化します。

  • その防災無線が聞こえない

二回の水害に見舞われた三条市の國定市長が「防災無線が完璧に聞こえるようにするのは難しい。しかし、放送で何かが流れていると気付いてもらうことは可能なわけで、そうして注意を促したうえで正確な情報を伝える方策について力を注ぐべきであり、そこはアナログなやり方、つまり広報車をまわしたり、自治会の声がけといった共助の力で行うことが一番速く、正確だ」という趣旨でお話しされていました。その通りだと思います。しかし、防災無線の箇所の増設や、平時との差別化、サイレン音の使用等、改善の余地はあると考えています。

  • 今回の発令についての説明を。

9日の夜中、0時10分に「避難準備情報」を本吉川5区、上河岸、下河岸、下町の4地区に発令し、10日の早朝4時20分に「避難勧告」を上記の4地区に発令しました。「時間帯が夜中だったこと」「雨量等から見て、被害想定地区が限られていたこと」などから、防災無線は上記4地区のみに流し、広報車や自治会からの高齢者への声がけ等も上記4地区のみとし、「必要以上に不安を煽らない」ことを考えました。しかし「高齢者への情報伝達」「防災無線のあり方」「発令について」の上記3点において、そうした方法が正解なのか、万全だったかについては、今後、検証してゆく必要性を感じています。

  • 避難場所は適切か?

吉川小学校においては、二つある入り口の冠水はありませんでした。しかし南側の地区は冠水しており、避難場所である吉川小学校までの避難ルートの確保は重要だと考えています。また体育館まで浸水すると予想される場合は校舎の二階、三階の使用も想定しています。南中学校区においては、昔から冠水してしまう地域であり、今回の冠水も激しいものでした。駅前のいちょう通りの冠水問題も含めて、内水処理に早急に取り組むべきと考えています。こうしたことを踏まえ、避難場所指定の再確認を行います。

いつ来るか分からない災害。

「自助、共助、公助」、この3つの連携による災害対策を、皆さんと共に早急に進めてゆきたいと思います。

皆さんからのご意見こそが、災害対策の改善、再構築の鍵になります。皆さんからのご意見を踏まえ、市として災害への準備に力を尽くします。

よろしくお願いします。

冠水した現場の様子 積み上げられた土のう

平成27年9月10日

吉川市長 中原恵人