「お詫びと感謝を」~吉川市成人式

 吉川市成人式 

祖母の葬儀のために新年会、出初式、成人式など多くの会に出席出来ず、申し訳ありませんでした。

皆様のご理解により、最初の孫だった私を大事に可愛がってくれた祖母を、最後までしっかりと見送ることが出来ました。

ありがとうございました。

 

しっかりとした成人式にしようと、一年かけて準備を進め、成人式を迎える当事者で構成される実行委員会からも「市長からの言葉を」と期待されていたのでとても残念でした。

当日は、自作したメッセージペーパーを二十歳を迎えた皆さんに配付させていただきました。

 吉川市成人式

~成人式を迎える君達へ~

伝えたいことは、ふたつ。

ひとつは「見えない力」について。

「見えない力」により地域や私達は支えられている。

例えばこの成人式。

今日を迎える為に、裏で多くの方々が汗をかき、また市民の皆さんから納めていただいた税金を使い、開催されている。

そうした「見えない力」に支えられ、吉川市で成人を迎える君達の門出を皆で祝福しよう、というのがこの成人式だ。

見えているものに感謝するのは小学生でも出来る。

見えているものに感謝すらできないのは赤ん坊と同じだ。

20歳を迎えたから、成人式を迎えたから「大人になる」のでは無い。

「見えない力」を想像し、敬意と感謝を持てて初めて、君達は「大人」の仲間入りをするのだ。

 吉川市成人式

もうひとつは「生きる」ということについて。

人は「生まれながらにして生きる意味を持っている」わけではない。

苦悩しながら、ときには「生きる意味」の一部を獲得したように感じながら、そうした中で一生をかけて「生きる意味」を探してゆくのが、人生だ。

ゆえに、君達が「与えられたことだけをこなしている」うちは大人にはなれない。

そういう人間はいくつになっても「大人」とは言えない。

しかし自ら考え、チャレンジし、前進しようと必死で生きている人間は、20歳前でも「大人」として尊重される。

 

「見えない力」と「生きる」ということ。

このふたつを意識出来てこそ、「大人」なのだ。

市長室はいつでもオープンだ。

悩んだり、あるいは素晴らしい企画、アイディアがあればぜひ、市長室を訪ねて欲しい。

未来に向けていつでも応援してゆく。

仕事に熱心に取り組んでいたり、故郷を離れ頑張っていて、今日この場所に参加出来なかった、君達のそんな仲間を含めた748名の吉川市新成人の未来が輝かしいものとなるように……。

成人、おめでとう。

 市長メッセージ

 

平成29年1月9日

吉川市長 中原恵人