文藝よしかわ刊行記念レセプション(平成29年5月28日)
「長い時間の中で、施設や建物は朽ち果てても、その街の文化や哲学は受け継がれ、歴史を超えて残るのです。」
先日、開催された「文藝よしかわ刊行記念レセプション」の壇上で、挿絵部門の選考委員を務めていただいた世界的絵本作家である葉 祥明 氏が、そう話されていました。
町から市になって20年を迎えた吉川市。
文化・芸術にさらに力を入れようと「中央公民館」や「おあしす」などの施設整備を進めると同時に、故 蜷川 幸雄 先生にお力を頂いた劇団ワークショップやプロの音楽家による生音コンサートの開催など、質の高い文化・芸術の振興にも注力しています。
今回の「文藝よしかわ」の刊行も、その中の一つとして事業を展開しました。
初刊行となった「文藝よしかわ」。
- 「小説・随筆部門」
- 「俳句・短歌・川柳部門」
- 「小中学生作文部門」
- 「挿絵部門」
への応募総数は345点にも上り、世界的絵本作家の葉 祥明氏をはじめ、小説家 佐川 光晴 氏、歌人 田中 章義 氏ら一流の方々に選考委員になっていただき編集した「文藝よしかわ」が刊行となりました。
その中から「最優秀賞」「市長賞」「教育長賞」がそれぞれ選ばれ、「刊行記念レセプション」を開催しました。
どの作品にも、作者の「郷土への思い」が描かれ、難しい選考でしたが、結果、受賞者は小学生から高齢者まで、またお住まいの地区、吉川在住歴もさまざまとなり、作品のみならず、作者の皆さんにも「吉川市の持つ幅広さや可能性」を強く感じました。
「はたちを越えた私達のまち吉川」がさらに成熟したまちへと成長するように、今後も市民の皆さんと共に文化芸術の振興を進めてゆきたいと思います。
今後も「文藝よしかわ」の刊行は継続し、いつかその中から作家の誕生をと思っています。
平成29年5月28日
吉川市長 中原恵人
登録日: 2017年6月22日 /
更新日: 2017年8月14日