本日は「吉川市戦没者追悼式・平和のつどい」。

  吉川市平和のつどい・戦没者追悼式

吉川市でも、遺族会の高齢化が顕著になっており、「戦争の愚かさ、悲しさ」を、今後もしっかりと未来へ語り継ぐことが出来るように、より多くの市民の皆さんにご参加いただける内容にしようと、遺族会の方々と打ち合わせを重ね、昨年から内容を新たにしました。

  資料展  吉川市平和のつどい・戦没者追悼式

 

今年は、追悼式に続く「平和のつどい」において、戦争の惨状を記録した映像を流し、埼玉県原爆被害者協議会理事であり、長崎で原爆被害にあわれた「上野知子」さんにご講演いただきました。

  吉川市平和のつどい・戦没者追悼式

その後の、東中学校2年生3名による「平和都市宣言」は、よりいっそう平和への思いを強めてくれました。「平和のつどい」のはじまりは、東中学校吹奏楽部の皆さんによる素晴らしい演奏と合唱。

終わりは、市民合唱団ラ・メールの皆さんによる「過去と未来」を感じさせるコーラスで幕を閉じるという、まさに世代を超えた平和への讃歌となる「吉川市戦没者追悼式・平和のつどい」となりました。

  東中学校による合唱  ラ・メールの皆さんによる合唱

私からは市長として、吉川市のこれまでの歩みと発展の陰には本市出身、四百余柱の戦没者の方々の尊い犠牲とご遺族の深い悲しみがあることを忘れずに、戦争という歴史の教訓を決して風化させることなく語り継ぎ、未来に向けてバトンをつないでゆくこと、そして、この水と緑豊かな吉川が、「価値ある未来」に向かってこれからも歩み続けてゆくことを、御霊の前にお誓い申し上げました。

  吉川市平和のつどい・戦没者追悼式

ご協力いただきました関係者の皆様、ありがとうございました。

 

平成29年8月5日

吉川市長 中原恵人