なまずの日記念イベント(平成30年7月3日)
7月2日は「なまずの日」!
その前日祭として、「市民交流センターおあしす」にて「なまずの日記念イベント」を開催しました。
「記念モニュメント除幕式」をはじめ、なまずに触れられるコーナーや、食としてのなまずを楽しめたり、なまずアート体験があったり!
さらに「鯰絵記念講演」、「なまずパネルディスカッション」も開催されます。
「なまずの里」吉川が、「なまず」一色になる一日です!
まずは、新庁舎とおあしすの間に、新たに設置された石像、
『森と鯰』の完成披露式が!
「第1回全国なまずサミット」にも参加くださった石像彫刻家 伊藤 哲一氏が、吉川市のシンボルである吉川駅南口「金のなまず」のテーマである「家族愛」を受け継ぎながら、「自然との共存」「未来に向けた吉川市の発展」をもテーマに織り込み、子供達が見て触れたくなるような「愛らしいなまずの親子と森」を創造してくださいました!お披露目後すぐから、子供達の人気者に!
皆さんにも末永く可愛がっていただきたいと思います!
完成お披露目後、ステージでは、
「埼玉県立嵐山史跡の博物館」 学芸主幹の加藤光男氏による、
講演「鯰絵ってなんだろう︎」が開催されました。
「鯰絵」とは、1855年の安政の大地震キッカケに江戸に出回った、大鯰が地震を引き起こすという民間信仰に基づいて描かれた浮世絵であり、当時の人々の生活や文化をうかがい知ることができます。非常に興味深いお話しでした。
また、会場には、様々ななまず料理やお菓子が並び、多くの方々で大盛況!
完売御礼!
「なまず」に触れられるコーナーは、ちびっこだけではなく、大人達も興味津々
さらに、新たなモニュメント「森と鯰」を作成してくださった伊藤先生による、「子供達のアート体験教室」
子供達はそれぞれ思い思いにモニュメントをスケッチし、それに色付けを。
どれもが伊藤先生に負けないくらいの芸術作品!
「未来に泳ぐなまず」という題名で行われた「なまずシンポジウム」では、
ナマズの博覧誌の著者である緒方喜雄先生、
吉川市の料亭福寿家の小林政夫社長、
なまずモニュメント作成者の伊藤哲一氏、
なまずを使ったイベント等を仕掛けてくださっている松野真治社長、
らをお招きし、
なまずを通して、日本の文化、吉川市の歴史、子供達の教育、芸術、産業振興等々、様々な切り口でお話しをいただき、最後は「なまず・未来・自分」をキーワードに、メッセージもいただきました!
来場くださった方々は、会場後方の「なまず食堂」で「なまず」を食べながら!
まさに「なまず尽くし」のシンポジウムとなりました!
吉川に今もなお脈々と流れる「水田文化」を表す「なまず」
「第3回全国なまずサミット」でも表明されたように、今後、「なまず」を通した「まちおこし」だけでは無く、歴史文化、芸術、教育、環境保全、産業振興、そして防災協定と、様々な分野において、「なまず」をキーワードに「未来に向けたまちづくり」を進めていこうと考えています。
これは、福津市の松田副市長がおっしゃっているように、まさに国連のSDGsであり、「なまず」を通して「持続可能な社会づくり」を目指すということです。
今回のモニュメント「森と鯰」は、吉川市の新たなシンボルというだけではなく、こうした社会を未来に向けて創り上げてゆくという「決意と連携」をも表現したものとして、大事にしてゆきたいと思います。
平成30年7月3日
吉川市長 中原恵人