文藝よしかわ第2号刊行記念レセプション(平成30年7月5日)
「文藝よしかわ第2号刊行記念レセプション」
町から市になって20年を記念して、「はたちを越えた私達のまち吉川」がさらに成熟したまちへと成長するように、芸術文化の振興を進めよう
そうした考えの下、平成28年度に展開された芸術文化事業の中のひとつである「文藝よしかわ刊行」
2号目となる今回も、
「小説・随筆部門」
「俳句・短歌・川柳部門」
「小中学生作文部門」
「挿絵部門」
への応募総数は300点を超え、
世界的絵本作家の葉 祥明氏をはじめ、
小説家 佐川 光晴 氏
歌人 田中 章義 氏
ら一流の方々に選考委員になっていただき編集が行われ、刊行となりました。
この日は、その中から「最優秀賞」「市長賞」「教育長賞」に選ばれた方々や関係者の皆さんをお招きしての「刊行記念レセプション」が開催されました。
今回のテーマは「家族・吉川」。
私も全ての応募作品を読ませていただきましたが、どの作品も思わず胸が熱くなるような、愛に溢れたものでした。受賞者は小学生から高齢者まで、またお住まいの地区、吉川在住歴もさまざまとなり、作品の中のみならず、会場自体が「家族愛と吉川愛」に満ちていました。
前回のレセプション時に、
「長い時間の中で、施設や建物は朽ち果てても、その街の文化や哲学は受け継がれ、歴史を超えて残るのです」
と、葉祥明先生が述べられ、一同深く感銘を受けましたが、
今回のレセプションでも、佐川先生がされた「個人のヒストリーを綴ったこうした地方文学を長きに渡って蓄積してゆくと、歴史年表では表せない、郷土の歴史、郷土の風俗文化の貴重な資料となり得る」という内容のお話しが、とても印象深く、皆の心に残りました。
また、葉祥明先生に「天才だ!」と評価された、小学生の「なまずの挿絵」も皆の心を掴み、「便箋やハガキにぜひしたい」という私の発言には会場から拍手がおこりました!
すでに、「文藝よしかわ第3号」の作品募集もはじまっています。今後も「文藝よしかわ」の刊行を継続し、いつかその中から作家の誕生をと思っています。
皆さん、奮ってご応募ください!
平成30年7月5日
吉川市長 中原恵人