「ひとりの命も失わせない」と、現在吉川市では、担当課を先頭に、様々な分野の関係者の皆さんと力を合わせて「虐待問題」に取り組んでいます。

課題のある家庭一つ一つのケースを検討する「要対協(要保護児童対策地域協議会)」へ、私も出来る限り参加し、現場や吉川市の状況把握に努めています。

そうした中この日は、社会福祉法人「愛泉乳児園」さんへお邪魔させていただきました。

施設を訪問する市長 施設入り口前

教会における戦争孤児の受け入れからはじまり、昭和24年に乳児院施設となった「愛泉乳児園」さんには、現在定員40名、0歳から就学前の子供達が入所しています。

施設内を見学する市長 施設の説明を受ける市長

埼玉県内に乳児院は6つ(定員214名)しかなく、どの施設も常時満員状況で、一時保護も難しい状況であり、加えて近年の子供達の状態、スタッフの確保、さらに里親制度、ファミリーホーム等、様々な課題についてお話しを伺わせていただきました。

窓から園庭を見る市長 質問をする市長

お忙しい中、ありがとうございました。今後も皆さんとの連携を深め、一番現場に近い、子供達に近い行政である「市」として、「ひとりの命も失わせない」ために出来る得る施策を展開してゆきます。よろしくお願いします。

令和元年8月1日

吉川市長 中原恵人