麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。

麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。

今後、更なる輸入症例や国内における感染伝播事例が増加されることが懸念されます。

 

麻しん(はしか)はワクチン接種が予防に有効です

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

その感染力は非常に強く、空気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトへ感染が伝播します。

日頃から麻しんのワクチン(MRワクチン)を受けていることが、予防に最も有効です。

 

定期接種はお済ですか

1歳児(第1期)と小学校入学前1年間の幼児(第2期)は定期接種の対象です。

期間内に接種することを積極的にお勧めします。

 厚労省 啓発発資料(外部リンク) [PDFファイル/340KB]

 

麻しん(はしか)について

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染すると100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

 

症状

 感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

 その他の合併症として、10万人1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。

 

発疹、発熱などの麻しん症状がある場合はどうすればよいですか?

 ワクチンを2回接種したことがない方やこれまで麻しんに罹患したことがない方は、感染するリスクがあります。

 麻しんの疑いがあることをかかりつけ医や医療機関に電話等で伝え、受診の要否等を確認してからその指示に従ってください。また、麻しんの感染力は非常に強いと言われています。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。

 

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