水道事業の令和4年度決算をお知らせします

決算書

令和4年度吉川市水道事業会計決算書.pdf [ 2250 KB pdfファイル]

収益的収支(消費税込み)

収益的収支の収益は15億7,695万円で前年度に比べ1.48パーセント減額、費用は15億2,230万円で前年度に比べ2.08パーセントの増額となり、この結果収益が生じました。

資本的収支(消費税込み)

収入は1億542万円、支出は7億5,066万円で、6億4,524万円の不足が生じました。不足額については、減価償却費などの内部に留保されている資金により補てんいたしました。配水管路の耐震化や漏水防止を図るために石綿セメント管の布設替えを1,541メートル実施しました。また、南配水場3号配水ポンプ・モーター更生工事を実施するなど、施設・設備の適切な維持管理を効果的に行い、災害に強い施設づくりと、安全で安定した水の供給に努めました。

業務状況

給水戸数で31,169戸、給水人口で72,865人の方々に1日平均19,711立方メートルの水をご使用いただきました。これを給水人口1人1日平均給水量に換算すると271リットルで、前年度に比べ4リットルの減少となりました。

また、総配水量は7,630,488立方メートルで前年度に比べて121,589立方メートル(1.57パーセント)の減少となりました。このうち料金収入を伴った有収水量は7,194,731立方メートルで、前年度に比べて125,119立方メートル(1.71パーセント)の減少となり、有収水量の割合を表す有収率は94.29パーセントで、前年度に比べて0.13ポイント下回りました。

給水原価と供給単価

供給単価は157.73円で、昨年度に比べて0.01円(0.01パーセント)の減少、給水原価は161.32円で昨年度に比べて6.17円(3.98パーセント)の増加となりました。

  • 給水原価:1立方メートルの水をつくるのにかかる費用
  • 供給単価:1立方メートルの水の料金収入

むすび

令和4年度は、前年度に比べて、給水戸数が増加したものの、給水人口、年間総配水量及び有収水量は減少となりました。それに伴い、経営の基盤となる給水収益も減少となっております。

水道施設につきましては、水の安定供給に不可欠である配水管を地震に強い管種へ更新するとともに、令和4年度は、南配水場3号配水ポンプ・モーター更生工事を実施しました。また、安全で良質な水の給水を行うための配水管洗浄作業を、昨年度に引き続いて実施しました。

令和4年度は、コロナ禍からの回復に伴いライフスタイルに変化が現れ、有収水量がコロナ禍前の水準に戻りつつあります。一方、エネルギーをはじめとする物価高騰は、水道事業の費用増加だけでなく、市民の節水意識にも大きく影響を与えることとなりました。今後も水道事業を取り巻く環境は、節水意識の高揚やライフスタイルの変化などの理由による水需要の低迷、老朽化した施設の更新など厳しい状況が続きます。引き続き、効率的な業務の執行による健全な経営に努め、安全で良質な水の安定供給、サービスの向上に努めてまいります。

 

※本文及び図表中の数値は、端数を四捨五入しているため、差し引き及び合計などが一致しない場合があります。

 

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