ISO9001供給者適合宣言

市では、市民サービス向上を図るため、全国でも数少ない取り組みである品質管理の国際規格「ISO9001」の認証を平成16年2月に取得しました。
このシステムを導入し、実践することにより、これまで市民からいただいたご意見やご要望などの管理の徹底、業務内容の文書化による業務のトレーサビリティ(追跡確認)、不適合なサービスに対する是正処置など、これまで実施していなかった品質管理に関して数多くのメリットを得てまいりました。

「ISO9001」認証には、登録審査機関による定期的な審査等に多くの維持費がかかることから、平成19年2月20日から、これまで取り組んで培ってきたノウハウを活かしながら、「供給者適合宣言」を行うことによりシステムを維持しています。「供給者適合宣言」とは、ISO9001の要求事項や目指すべき品質マネジメントシステムを認証機関の審査を受けず、自らの責任において、システムを運用することです。

ISO9001を導入した成果

  1. 職員全員がISOに取り組むことによりプロセスに対する意識が向上しました。
  2. PDCAマネジメントサイクルを展開することにより、責任と権限の明確化が図られました。
  3. 市民の方々からいただいたご意見やご要望などに対する迅速な対応・管理の徹底が図られました。
  4. 是正処置(注1)の徹底により、起きてしまった不適合の原因を除去し、再発防止に役立ちました。
  5. 予防処置(注2)の徹底により、不適合の発生が予測される事項に関し、未然防止が図られました。
  6. 改善処置(注3)の徹底により、より良い方向を目指した、積極的な改善が図られました。
  • (注1):是正処置とは、起きてしまった不適合(ミス)の原因を除去する処置を是正処置といいます。是正処置の目的は、原因を除去することによって同じ過ちを繰り返さないということです。
  • (注2):予防措置とは、他の自治体等での事件・事故等を参考に当市でも起こり得る不適合を未然に防止するために、あらかじめ手を打つ処置を予防処置といいます。
  • (注3):改善処置とは、市民満足度の向上を目的とした「目標志向型の改善」で、不適合となり得るおそれはないが、より良い方向を目指して積極的に行う処置を改善処置といいます。

ISO9001に関する取り組み

吉川市の品質マネジメントシステムを規定する文書です。市民満足を達成するために、市長や職員が守るべきルールが定められており、市民サービスの品質を維持し、より高めていくための基準となります。 

ISO9001に関するこれまでの経過

  • 平成14年10月21日「キックオフ宣言」(市長が認証取得の意思を表明)
  • 平成15年5月23日「システム構築」(品質マニュアル策定)
  • 平成15年9月24日から「第1回予備審査」
  • 平成15年12月24日から「第2回予備審査」
  • 平成16年1月26日から「登録審査」
  • 平成16年2月「認証取得」(システム正式運用開始)
  • 平成19年2月「認証期間満了」
  • 平成19年2月「ISO9001供給者適合宣言」を開始(3年間)
  • 平成22年2月「ISO9001供給者適合宣言」を継続(3年間)
  • 平成25年2月「ISO9001供給者適合宣言」を継続 (3年間)
  • 平成28年2月「ISO9001供給者適合宣言」を継続 (3年間)
  • 平成31年2月「ISO9001供給者適合宣言」を継続 (3年間)
  • 令和4年2月「ISO9001供給者適合宣言」を継続(3年間)

 

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