ヒアリに注意

ヒアリは南米出身の有毒性のアリです。刺されると痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸等の症状が引き起こされます。また、他種のアリと競合し駆逐するなど生態系にかかわる影響や牛、馬、鶏といった家畜への死傷被害など農林水産業にかかわる影響も懸念されています。

これまで日本では見られませんでしたが、平成29年6月以降、茨城、東京、神奈川、愛知、兵庫、大阪の港で発見され、8月には埼玉県狭山市内でヒアリの死骸が確認されました。

ヒアリの見分け方

ヒアリの判断は専門家が観察しなければ断定は難しいですが、肉眼でわかる特徴があります。

  • 形態…赤茶色でつやつやしている。腹部の色は暗め。背中に2つのコブかある。
  • 大きさ…働きアリの大きさが2.5ミリメートルから6.5ミリメートルと連続的。色々な大きさのアリが混ざっている。
  • 習性…攻撃性が強く、捕まえようとすると攻撃する。 ※何事もなく捕まえられた場合はほぼヒアリではありません。

  ヒアリの特徴

(画像提供:東京都環境局)

※ヒアリと間違われやすいもの

アリグモ・・・ヒアリとよく似た形態ですが、クモの仲間であるため足が8本あります。(ヒアリは6本)

アカカミアリ、アミメアリなど・・・赤茶色でコブが二つありますが、腹部背面と腰の近くに突起またはとげがあります。

ヒアリの簡易的な見分け方(環境省) [201KB pdfファイル] 

ヒアリの対処法

  •  ヒアリかもと思ったら・・・

ヒアリと疑わしいアリを発見した場合、決して素手で触れず【ヒアリ相談ダイヤル】0570-046-110(午前9時から午後5時まで)にご相談ください。※一部機種では利用できないため、その場合は 06-7634-7300 にご連絡ください。

ヒアリ相談ダイヤルの開設について(環境省)

  • ヒアリに刺されたら・・・

ヒアリの毒の反応は人によって大きくことなります。刺された後異変を感じたら、すぐに医療機関を受診してください。その際、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーの可能性があること」を伝えてください。

ヒアリの関連情報

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