大切な人の命を守るため【自殺予防】
こころの不調に気づこう 
自殺の原因は様々
埼玉県内では、平成7年以降、毎年1,000人以上が自殺しています。吉川市内においても、毎年10人以上の尊い命が自殺により失われています。
自殺の原因は様々ですが、警察庁統計によりますと、最も多いのは「健康問題」です。続いて、「経済生活問題」、「家庭問題」、「勤務問題」などとなっています。
自殺は防げます
自殺は、個人の自由な意思や選択の結果と思われるかもしれません。しかし、自殺を図った人の直前のこころの健康状態を見ますと、大多数は、様々な悩みにより心理的に追い詰められた結果、「うつ病」、「アルコール依存症」などの精神疾患を発症しており、これらの精神疾患の影響により「正常な判断を行うことができない状態」となっていいたことが分かってきました。
このように、多くの自殺は、様々な悩みから自殺以外の選択肢が考えられない状態に陥ったことにより、心理的に「追い込まれた末の死」といえます。
「うつ病」等に早く気づき、医師の診察を受けるなど早目に適切に対応することは、自殺を防ぐ重要な対策の1つです。
「うつ病」は、誰にでもかかる可能性がある病気です。心配や過労・ストレスが続いたり、孤独や孤立感が強くなったり、将来への希望が見いだせないと感じた時などにかかりやすいといわれています。
「うつ病を疑うサイン」で、ご自身や、ご家族・職場の同僚などの身近な人のこころの不調に早く気付きましょう。
うつ病を疑うサイン
≪自分が気づく変化≫
- 悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
- 何事にも興味がわかず、楽しくない
- 疲れやすく、元気がない(だるい)
- 気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう)
- 寝つきが悪くて、朝早く目が覚める
- 食欲がなくなる
- 人に会いたくなくなる
- 夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
- 心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
- 失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
- 自分を責め、自分は価値がないと感じる
≪まわりが気づくサイン≫
- 以前と比べて表情が暗く、元気がない
- 体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
- 仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
- 周囲との交流を避けるようになる
- 遅刻、早退、欠勤(欠席)が増える
- 趣味やスポーツ、外出をしなくなる
- 飲酒量が増える
このようなサインが2つ以上あり、その状態が2週間以上、ほとんど毎日続いていて、生活に支障が出ている場合は「うつ病」の可能性があります。気づいたら、お早目に相談や医療機関(心療内科、精神科など)の受診をしてください。
相談窓口
吉川市 市民相談
市民の皆さんを対象とした無料の各種相談を開設しています。お気軽にご利用ください。なお、相談によっては、事前予約が必要となりますのでご注意ください。
また、各担当課でも随時ご相談をお受けしています。
吉川市障がい者相談支援センターすずらん
毎週月曜日から土曜日までの、午後1時から午後6時までになります。面接や訪問相談については、予約制となりますので、まずはお電話ください。また、電話によるご相談については、午前中も受け付けしております。(場合によっては転送電話でのご対応となります。)
相談受付専用電話 048-981-8510
草加保健所 こころの健康相談
月に1回、精神科医師による、こころの健康に関する相談を行います。電話予約が必要です。
電話 048-925-1551
埼玉県精神保健福祉センター 埼玉県こころの電話
心の健康や悩みに関する相談を電話のみで受け付けます。
電話 048-723-1447
埼玉県精神保健福祉センター 精神保健福祉相談
精神保健福祉に関する問題を抱えるご本人またはご家族を対象に、来所による相談援助を行います。電話予約が必要です。
電話 048-723-6811
埼玉県精神保健福祉センター 電子メールによるこころの健康相談
「うつ」や「依存症」に関する様々な悩みについて、電子メールにより 専門相談員が相談をお受けします。
埼玉県精神保健福祉センター 精神科救急情報センター
夜間・休日において、精神疾患を有する方や、そのご家族などからの緊急的な精神医療相談を電話にて受け付けています。相談内容から、適切な助言を行い、必要に応じて医療機関の紹介を行います。
電話 048-723-8699
埼玉県 暮らしとこころの総合相談会
多重債務や失業、生活上の様々な問題やこころの健康についての悩みの相談を受け付けています。
電話 048-830-3565
埼玉いのちの電話(外部リンク)
24時間365日休みなく、電話での相談を受けています。
電話 048-645-4343 こどもライン(18歳以下) 048-640-6400