姉妹都市(米国オレゴン州レイクオスエゴ市)の概要
1996年5月、吉川市とレイクオスエゴ市は「国際友好姉妹都市提携」を結んでおり、多くの交流が生まれています。
レイクオスエゴ市は、米国オレゴン州の北西部に位置し、主要都市ポートランドの都心部から車で約20分の距離にあります。人口はおよそ40,000人。面積が約30平方キロメートル。
市の中心部にオスエゴ湖を有し、水と緑豊かな街並みです。
かつては高級別荘地でしたが、最近は都市近郊のベッドタウンとなっています。レイクオスエゴは公徳心あふれる市民が多く、平成8年2月のテュアラティン川洪水の際には、被災した近隣の家々や事業者のために、500人以上のボランティアが市庁舎に集まり、砂袋づくりに従事したとのことです。
交流のきっかけ
1990年(平成2年)5月に、米国オレゴン州フォレストグローブ市にあるパシフィク大学のジャズバンドが市内の中学校でコンサートを開催したことから交流が始められました。
吉川青年会議所とOIA(オレゴン異文化交流協会)によるオレゴン教育ホームステイ事業が開始され、さらに、レイクオスエゴ市や周辺の青年会議所と親睦を深めることで、お互いの意思疎通が図られ、平成8年5月に姉妹都市の調印を結びました。
議会・行政
市議会(選挙で選出される)が政策の決定を行い、任命されたシティマネージャー(市政事務長)が日々の実務を行うという議会と行政の組織形態をとっています。市議会は、市長と6人の市議会議員によって構成され、いずれも無報酬で任期は4年です。
市議会は毎月2回程度、夕刻に開催され、一般市民も意見を発言する機会を与えられています。行政組織にはシティマネージャーの下に、水道、警察、消防、公園管理、都市開発、財政などの部署が置かれています。
公共施設・行政サービス
レイクオスエゴ市には、警察署と消防署、図書館、高齢者センターがあります。また、都市計画、土木、上水道、排水管理を提供しています。さらにカヌー、カヤックなどの水上スポーツが楽しめるウィラメット川沿いにあるウォータースポーツセンター、二つの公営プール施設、市営ゴルフ場、屋内テニスセンターなどがあります。
教育
公立高校2校と中学校2校、小学校9校があり、また市内及び近隣には複数の大学があります。市内の公立校は、米国でも最優秀校の中に挙げられ、高校新卒者の80パーセント以上が大学に進学します。