世界経済フォーラムが、「ジェンダーギャップ指数」2025年版を公表

スイスの非営利財団「世界経済フォーラム」(World Economic Forum)が2025年6月、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)を発表しました。

ジェンダーギャップ指数は、経済、教育、保健、政治の4分野の指標から構成された男女格差を測る指数です。0が完全不平等、1が完全平等を意味しています。

詳細については内閣府のホームページ(外部リンク)をご参照ください。

2025年の日本の順位は、148か国中118位(2024年は146か国中118位)

上位5か国:1位アイスランド、2位フィンランド、3位ノルウェー、4位英国、5位ニュージーランド

アジア近隣諸国:74位ベトナム、101位韓国、103位中国、118位日本

首位は16年連続でアイスランドで、北欧諸国が上位を占めました。
1位のアイスランドの
総合スコアは0.926である一方、日本の総合スコアは0.666(2024年は0.663)に留まっています。

政治・経済分野で遅れが目立つ日本

日本の分野別の順位は、教育分野は66位、健康分野は50位と両分野でにおいては世界トップクラスですが、経済分野では112位、政治分野は125位で、男女の差が示される結果となりました。

また、日本の総合順位は前年と変わっておらず、依然として先進7か国(G7)の中では最下位となっています。アジアの近隣諸国から見ても、ベトナム(74位)、韓国(101位)、中国(103位)よりも低い順位となっています。