相談事例

【事例1】

少量の冷凍オクラにラップをかけて、電子レンジで「だいたい、これくらいの秒数」と適当に加熱したら発火し、食品とラップが燃えた。(少量過加熱)

【事例2】

インスタントコーヒーを水で溶き、電子レンジのオート機能で温めていたら、庫内の側面が発煙・発火した。何が発火したのだろう?(庫内の汚れ)

【事例3】

大さじ1杯ほどの玄米を紙封筒に入れて、オート機能で加熱したら発火し玄米が封筒ごと燃えた。(適さない容器)

トラブルの状況

日常的によく使われる電子レンジは、特に冬場には食品を温めるのに使用する機会が多くなりますが、使用方法を誤ると発煙・発火事故の元になります。

事故の原因はさまざまありますが、加熱のし過ぎが多く見られます。特に、水分が少ない食品(さつまいもや干物など)、高温になりやすい食品(中華まんじゅうなど)、油脂の多い液体(バターなど)は短時間で加熱が進んだり、少量の食品の加熱にオート機能を使用すると加熱しすぎて発煙・発火することがあります。

他にも、庫内に溜まった食品カスや汚れ、電子レンジ不可の容器や包装(アルミ箔などの金属類、紙類など)や破裂しやすい食品(殻付き卵やウインナーソーセージなど)を加熱した事が原因で発煙・発火することがあります。

消費者へのアドバイス

  1. 加熱のし過ぎに注意しましょう。使用時には必ず取扱説明書で、適した機能や設定時間を確認しましょう。
    迷った場合は加熱時間を短めに設定し、様子を見ながら加熱するようにしましょう。
  2. 定期的にレンジ庫内や扉を清掃し、食品カスや汚れを取りましょう。
  3. 電子レンジ不可の容器や包装、電子レンジでの加熱に適さない食品の加熱はしないようにしましょう。
  4. 電子レンジの周囲には、燃えやすいものを置かないよう注意しましょう。
  5. 万一、発煙・発火したときは、電子レンジを停止させて電源プラグを抜きましょう。
    扉を開けて庫内に空気が入ると、炎が大きくなることがあり危険なため、扉を開けずに煙や火が収まるのを待ちましょう。

困った時には、吉川市消費生活センターにご相談ください!

 

参考情報 

国民生活センター「見守り新鮮情報 一覧」はこちら(外部リンク)

国民生活センター「子どもサポート情報 一覧」はこちら(外部リンク)

県消費生活支援センターはこちら(外部リンク)