吉川市の魅力を紹介!観光・グルメ・名所
川魚料理
中川、江戸川という2つの川に挟まれた地形をいかした文化が育まれ、川魚料理という食文化が根付きました。
江戸時代初期には、河岸付近に川魚料理を売り物にした料亭が軒を連ね、物産とともに集まった人々の舌を楽しませ、特に川魚料理は「吉川に来て、なまず、うなぎ食わずなかれ」といわれるほどの名声があり、歴史上の著名人なども食していると言われています。
また、川は人々にとって食材の宝庫、憩いの場として身近な存在でした。川魚漁や川で遊ぶ子どもたちの姿が日常的に見られ、家庭では、なまずの身を包丁でたたき、みそなどを練り込み、丸めて揚げた「なまずのたたき」などが郷土料理として親しまれてきました。
なまずの里よしかわものしりガイド(なまず総合情報、グルメ情報)
金色のなまずモニュメント
近年は、市内でなまずの養殖が行われたり、数々のなまずグッズも生み出され、「なまず」にちなんださまざまな事業が行われています。
JR武蔵野線吉川駅南口ロータリーには、そんな「なまずの里吉川」を象徴する「金色のなまずモニュメント」があり、訪れた方を出迎えてくれます。
コンセプト
市民に親しみのある「なまず」を題材に、親子・漆・金の組み合わせにより、「なまず」からは川、自然、生命力を、「親子」からは絆、やさしさ、平和を、「漆」からは雅、麗しさ、歴史を、「金」からは発展、栄華、未来等をそれぞれ表現しています。
設置場所
JR吉川駅南口。駅北口の品質日本一の市特産の花しょうぶをデザインした噴水モニュメントに対し、駅南口には日本一の「金色のなまずモニュメント」をセットで設置しています。
設置年月日
平成7年5月29日
大きさ
- 親なまず:高さ0.75メートル、長さ3.5メートル(本体全長4.8メートル)、横幅1.9メートル
- 子なまず:高さ0.20メートル、長さ1.1メートル(本体全長1.4メートル)、横幅0.5メートル
- モニュメント本体高:1.75メートル(台座を含めた高さ)
本体仕様
金胎漆塗り金箔仕上げ
モニュメントの芯は銅板を叩いて打ち出しながら成形をする鍛金技法を用い、その上に日本産漆で何回も焼き付け塗装をし、なお数回の漆を重ねて肌を整えた「金胎漆塗り技法」です。この技法は古くから鎧、兜などに用いられている伝統的な漆芸技法の一つです。同様の建築物としては、平泉中尊寺金色堂や京都の金閣寺などがあります。
このモニュメントは、平成20年に重要無形文化財「蒔絵」保持者となられた、室瀬和美氏により制作されました。
あばれ神輿の「八坂祭り」
吉川を代表する祭り「八坂祭り」は五穀豊穣、悪疫退散を願って毎年7月中旬に行われ、神輿9基、山車10基、子ども神輿9基が繰り出す、勇壮な夏祭りです。八坂祭りは神輿の担ぎ方に特徴があり、頭上両手を挙げて、それから上に放り上げるもので関東有数の「あばれ神輿」として有名です。
花しょうぶ
花しょうぶは、市内の栽培農家から端午の節句に合わせ、つぼみのままビニールハウスから刈り取られ出荷されます。大正末期、伊豆のしょうぶ園を参考に、三輪野江地区の豊かな湧水を利用して始められました。代表的な品種は「初霜」。刃先がピンと張った剣状の葉と純白の美しい大輪の花が特徴です。
さくら通り
二郷半用水沿いの都市計画道路334号線(通称さくら通り)に並行して約500本の桜の木が植えられています。途中にはポケットパークが2カ所整備されていて、4月初旬のなまずの里マラソンの時期には多くの市民が花見を楽しみます。
中井沼公園
6月になると、市の特産品である花しょうぶが咲く公園。池にはたくさんの水生植物が植えられ、花と緑を楽しみながらウォーキングできます。
あられ投げ
吉川駅南の木売、高富、高久地区で行われるオビシャ行事で地区によって「宮なげ」「あられまき」「あられぶっつけ」などと呼ばれている。 1月の初午の日に地域の神社に氏子が集まり、前年に収穫した米で作ったあられを投げ合い、五穀豊穣、家内安全、厄除けなどを祈念する行事で埼玉県選択無形民俗文化財に指定されています。
吉川ネギ
明治初年から、中川、元荒川、江戸川などの自然堤防の周囲で栽培されているのが「吉川ネギ」です。
巻が固いため煮くずれしないことで人気が高く、吉川からの出荷量が第1位の野菜です。