カエル博士となまりん劇場（第14回）越谷都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針について
越谷都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針について勉強しよう。
カエル博士となまりん劇場（第14回）
カエル博士：なまりん、こんにちは。
なまりん：博士、こんにちは。
カエル博士：暑い夏がやってきましたね。なまりん、こまめに水分をとって熱中症には気を付けてくださいね。
なまりん：はい。今日もよろしくお願いします。
カエル博士：はい。今日もがんばりましょう。今日は「越谷都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」について勉強しますよ。
なまりん：こ・し・が・や・と・し・け・・・・？なんだか長くて難しそうな言葉ですね。
カエル博士：そうですね。それでは、ひとつずつ説明していきましょう。なまりん、質問ですが、吉川市と隣接している市町村はどこだか知っていますか？
なまりん：知っています。越谷市と松伏町、草加市、三郷市、千葉県の野田市と流山市ですよね。
カエル博士：その通りですね。吉川市は様々な市や町に囲まれていますよね。その市や町のうち吉川市は都市計画の面では、越谷市、松伏町と一緒に「越谷都市計画区域」を構成しているんです。
なまりん：博士、確か「都市計画区域」とは都市計画（まちづくり）について考える範囲のことで、吉川市は全域が都市計画区域なんですよね？博士、越谷市、吉川市、松伏町で一緒の都市計画区域になると何かいいことがあるんですか？
カエル博士：いい質問ですね。まちづくりを進めていく上で一番大事なのは、吉川市をどのようなまちにしていくかということを考えていくことですが、自分の市のことばかり考えてしまったら、隣の市町村と一体的にはなりませんよね？
なまりん：はい。
カエル博士：たとえば吉川市の端の方を住宅街にしようとして、隣の市町村ではその市町村の境の所を工場の地域にしようと計画することもあり得てしまいますよね。
なまりん：確かにそうですね。もしそういう所に住んでいたら、違う市町村だとしても隣に工場があることには変わりませんね。
博士：そうですよね。まちづくりは、自分の市のことを考えていくのはもちろん大事ですが、それに加えてもっと広い範囲でもまちづくりを考えていく必要があるんです。そのようなことから、2市1町で越谷都市計画区域として構成されているんです。
なまりん：なるほど。越谷都市計画区域については分かった気がします。
カエル博士：それではなまりん、後半の「整備、開発及び保全の方針」についても説明をしますね。まず、吉川市都市計画マスタープランについては知っていますか？
なまりん：確か吉川市の都市計画の基本的な方針を定めたものですよね？
カエル博士：そうですね。吉川市の都市計画マスタープランは、平成12年3月に策定され、平成24年3月に改訂を行いました。まちづくりの目標として「人と自然をはぐくみ、ゆとりとやすらぎのある住みよいまちづくり」を掲げています。
なまりん：へえ。
カエル博士：まちづくりを進める上では市民の方々の意見が大切です。そこで、策定にあたっては、市民はもちろんのこと、吉川市に通学している中高生などにもアンケート調査を実施しました。
まちづくりに対する具体的な意見や要望を幅広く把握するとともに、市民参加により、市民意見を取り入れることを主眼に取り組んでいます。
なまりん：博士、この吉川市都市計画マスタープランと「越谷都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」とはどういう関係があるんですか？
博士：はい。吉川市都市計画マスタープランでは吉川市のまちづくりをどのように進めていくかということが位置づけられています。しかし、先ほど言ったように、自分の市のことばかり考えてしまったら、隣の市町村と一体的にはなりません。都市計画（まちづくり）は、大きい括りでも考える必要があるということで、まちづくりの目標を定めたものが、この「越谷都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」なんです。「都市計画区域マスタープラン」とも言われている、市の都市計画マスタープランの上位に位置づけられるものなんです。
なまりん：へえ。
カエル博士：越谷都市計画区域で、人口がこれからどうなっていくのか、人や物の動きはどうなっているか、土地利用の仕方はどうしようか、といったことなどについて将来の見通しや目標を明らかにして、将来のまちをどのようにしていきたいかを具体的に定めるものです。
なまりん：へえ。まちづくりは自分の市で計画するだけでなく、広い範囲でも考えながら、一体的に進められているんですね。なかなか難しい言葉ですが、分かった気がします。博士、今日はこれからプールに行くので、勉強はこれくらいにしませんか？
カエル博士：そうですね。それでは次回は「吉川市都市計画審議会」について学びますよ。なまりん、プール楽しんできてくださいね。
