がん検診を受けられる方へ

がんの早期発見が第一

 わが国の死亡原因の第1位はがんです。40歳を過ぎると年齢とともにがん死亡者数は増えていきます。がん検診を受けることは、がんを無症状のうちに早期発見・早期治療し、がんで亡くなることを防ぐことにつながります。ただし、がん検診には利益だけでなく、さまざまな不利益もありますので、ご理解の上、検診受診をご検討ください。
 一度のがん検診ですべてのがんが確実に見つかるとは限りませんので、がん検診は定期的に受けることが大事です。また、「要精密検査」の結果となった場合には、必ず医療機関を受診し、精密検査を受けてください。

<利益の例>
  • 早期発見、早期治療による死亡率減少効果があること。
  • 早期に発見できるために侵襲の軽度な治療で済むこと。
  • がん検診で「異常なし」と判定された場合に安心感を得られること。
<不利益の例>
  • 偽陰性:がんがあるのに、精密検査が不要と判定されること。
  • 陽性:がんがないのに、がんの疑いありと判定されること。その結果を受けて不安を感じることやそれにより必要のない精密検査で心身に負担がかかることがあります。
  • 過剰診断:命に別条のないがんが発見されること。過剰診断でも治療が行われることで、身体的、心理的、経済的負担がかかります。
  • 偶発症:検診や精密検査での医療行為による合併症のこと。例えば、出血や穿孔、バリウムの誤嚥や腸閉塞、放射線被ばくなど。

がん検診を受ける時の注意点

  • 対象年齢、検診実施場所、受診方法、費用など各種がん検診により異なります。希望する検診内容等をご確認の上、受診してください。
  • 各検診につき年度1回の受診です。2回目以降は、市が実施する検診の扱いにはなりませんので、全額実費となります。
  • がん検診は、症状のない健康な方を対象としております。自覚症状がある場合は、検診を待たずに早めに医療機関をご受診ください。現在がんについて医療機関を受診している方は、かかりつけ医への受診を優先し、市のがん検診の受診はお控えください。

受診の際の持ち物

  • 本人確認書類(生年月日と住所の記載があるもの)、個人負担金、健康手帳(お持ちの方)、障害者手帳(お持ちの方)、生活保護受給証(お持ちの方)。

個人負担金

  • 生活保護世帯・市県民税非課税世帯(※)・障害者手帳所持者は、個人負担金が免除されます。該当のある方は、受付でお申し出ください。
    ※令和6年度の世帯全員(令和6年1月1日時点の世帯)の令和5年度(令和4年収入)の税情報が適用されます。吉川市国保年金課より「特定健康診査受診券」が届いた方は、一部税情報の適用が異なります。
  • 70歳以上の方の個人負担金は、誕生日を過ぎてから適用となります。

検診会場での感染防止対策について

ご本人またはご家族に以下の症状がある場合には、受診をご遠慮いただきますようお願いします。

  • 発熱がある
  • 風邪症状がある

令和5年3月13日以降のマスク着用について

国の指針で、医療機関受診時はマスク着用を推奨していることから、市の検診事業についてはマスク着用のご協力をお願いします。

マスク着用について(吉川市ホームページ)

市で行っているがん検診

市で行っているがん検診は以下の通りです。詳細は、各ページをご参照ください。