ペットボトルの「ボトル to ボトル」水平リサイクル
サントリーグループとペットボトルの「ボトル to ボトル」水平リサイクルに関する協定を締結しました
吉川市とサントリーグループ(サントリー食品インターナショナル株式会社・サントリーホールディングス株式会社)は、令和5年8月28日(月)にペットボトルの「ボトルtoボトル」水平リサイクルに関する協定を締結し、令和5年10月より事業を開始することとしました。
これまで市が収集した使用済みペットボトルは、繊維や食品用トレーなどにリサイクルされていましたが、今後は、本協定に基づいてリサイクル業者を指定することで、「ボトルtoボトル」水平リサイクルに特化し、市民の皆様が排出し市が回収したペットボトルの全量が新しいペットボトル容器に水平リサイクルされます。
ペットボトルの「再生用途の見える化」を実現することで、市民の皆様のリサイクル意識のさらなる向上も期待されます。
「ボトル to ボトル」水平リサイクルについて
「水平リサイクル」とは、使用済みの製品を同じ種類の製品につくりかえるリサイクルのことです。
近年の技術革新により、ペットボトルについても水平リサイクルを行うことが可能になりました。 「ボトルtoボトル」水平リサイクルでは、使用済みのペットボトルを原料にして、新たなペットボトルへ繰り返しリサイクルすることで、従来の化石由来原料を使用したペットボトルの製造時よりCO2 排出量を約60%削減することができます。
日本における使用済みペットボトルのリサイクル率は高い水準にあるものの、その多くがペットボトル以外のシートや繊維にリサイクルされており、使用後は焼却処分となるか、リサイクルしたとしても数回でリサイクルの循環が止まってしまいます。一方で、ペットボトルにリサイクルされれば、繰り返し何度もリサイクルが可能となります。このような、使用済みペットボトルかcらペットボトルへのリサイクルのことを“「ボトルtoボトル」水平リサイクル”といいます。
協定締結の効果と意義
- 市が収集したペットボトルについて、確実に水平リサイクルを行うことができます。
- 「ボトルtoボトル」水平リサイクルによって、石油由来原料からペットボトルを作る場合と比べて大幅にCO2を削減することができます。
- ペットボトルの再生用途が明確となり、リサイクルの「見える化」が実現できます。
以上のことにより、市民・行政・事業者が一体となって、持続可能な循環型社会の形成と、脱炭素社会の実現に寄与することができます。
市からのお願い
ペットボトルを水平リサイクルするには、きれいなペットボトルの収集が必要不可欠になります。引き続き、ペットボトルの適切な排出にご協力をお願いいたします。
- 必ずキャップとラベルをはずしてください
- 中身を空にして、中を軽くすすいでください
- 軽くつぶしてください
※飲み残しは中身を捨ててください