子どもの予防接種(法律に基づくもの)の種類
赤ちゃんや子どもは、大人のようには、感染症に対する抵抗力が、完全には出来上がっていません。
そのため感染症にかかると、重症化することがあります。感染症を予防するために行うのが、予防接種です。
子どもの予防接種(定期接種:予防接種法に基づくもの)
ロタウイルス
令和2年8月1日以降に生まれた方で、令和2年10月1日以降の接種が定期予防接種になります
接種開始する月齢と接種方法
ロタリックス(経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン)
- 対象者:出生6週0日後から出生24週0日後までの間にある者
- 接種方法:27日以上の間隔をおいて2回経口投与
- 接種量:1.5ミリリットル
ロタテック(5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)
- 対象者:出生6週0日後から出生32週0日後までの間にある者
- 接種方法:27日以上の間隔をおいて3回経口投与
- 接種量:2ミリリットル
留意点
- ロタリックスまたはロタテックのいずれか同一の製剤で接種を完了させます
- 初回接種は、出生14週6日後までに完了させます。
B型肝炎
母子感染予防のために抗HBsヒト免疫グロブリンと併用してB型肝炎ワクチンの接種を受けた場合は定期接種の対象外です。
接種開始する月(年)齢と接種方法
- 対象者:1歳に至るまで(1歳の誕生日の前日まで)
- 接種方法:接種期限(1歳未満)までに、3回接種
- 1回目接種から27日以上間隔をあけて2回目を接種
- 1回目接種から139日以上間隔をあけて3回目を接種
ヒブ(インフルエンザb菌)
接種開始月(年)齢により、接種回数が決まります。接種する月(年)齢と接種方法をご覧になり、決められた回数を確実に接種するようにしてください。
接種開始する月(年)齢と接種方法
- 2か月から7か月児未満(2か月になる前日から7か月になる前日まで)
- 接種回数:4回(初回3回・追加1回)
- 接種方法:初回は4週間から8週間の間隔をあけて3回接種、追加は3回目終了後、7か月から13か月後に接種
- 7か月から1歳未満(7か月になった当日から1歳になる前日まで)
- 接種回数:3回(初回2回・追加1回)
- 接種方法:初回は4週間から8週間の間隔をあけて2回接種、追加は2回目終了後、7か月から13か月後に接種
- 1歳から5歳未満(1歳になる当日から5歳になる前日まで)
- 接種回数:1回
- 接種方法:1回接種して終了
小児用肺炎球菌
接種開始月(年)齢により、接種回数が決まります。接種する月(年)齢と接種方法をご覧になり、決められた回数を確実に接種するようにしてください。
接種開始する月(年)齢と接種方法
- 2か月から7か月児未満(2か月になる前日から7か月になる前日まで)
- 接種回数:4回(初回3回・追加1回)
- 接種方法:初回は4週間以上の間隔をあけて3回接種(ただし、3回目までを1歳未満に完了すること)、追加は3回目終了から60日以上あけ、1歳から1歳3か月の間に接種
- 7か月から1歳未満(7か月になった当日から1歳になる前日まで)
- 接種回数:3回(初回2回・追加1回)
- 接種方法:初回は4週間以上の間隔をあけて2回接種(ただし、2回目までを1歳までに完了すること)、追加は2回目接種してから60日以上あけ、1歳以降に1回接種
- 1歳から2歳未満(1歳になる当日から2歳になる前日まで)
- 接種回数:2回
- 接種方法:60日以上の間隔で2回接種
- 2歳から5歳未満(2歳になる当日から5歳になる前日まで)
- 接種回数:1回
- 接種方法:1回接種して終了
ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ(四種混合)
- 対象年齢:3か月から7歳6か月に至るまで(3か月になる前日から7歳6か月になる前日まで)
- 接種回数:初回(1回、2回、3回)、追加(1回)
- 受け方:初回は3週間から8週間の間隔をあけて3回接種、追加は初回の3回目終了から数え、1年から1年6か月後に接種
BCG(結核)
- 対象年齢:1歳に至るまで(1歳になる前日まで)
- 標準的接種年齢は5か月から8か月です。
- 接種回数:1回
ジフテリア・破傷風(DT)
- 対象年齢:11歳以上13歳未満(11歳になる前日から13歳になる前日まで)
- 接種回数:1回
麻しん・風しん
令和3年度 対象年齢
- 1期 1歳から2歳未満(1歳になる前日から2歳になる前日まで)
- 2期 年長児:平成27年4月2日から平成28年4月1日生まれ
接種回数
1期及び2期でそれぞれ1回ずつ
受け方
麻しん風しん混合ワクチンで接種
水痘(水ぼうそう)
- 対象年齢 : 1歳から3歳に至るまで (1歳になる前日から3歳になる前日まで)
- 接種回数:2回
- 受け方:1回目終了から数え、6か月から1年後に接種
日本脳炎
1期日本脳炎
- 対象年齢:6か月から7歳6か月に至るまで (6か月になる前日から7歳6か月になる前日まで)
- 接種回数:初回(1回、2回)、追加(1回)
- 受け方:初回は1週間から4週間の間隔をあけて2回接種、追加は初回2回目終了してから、おおむね1年後に接種。
※望ましい接種年齢は3から4歳です。
2期日本脳炎
- 対象年齢:9歳以上13歳未満 (9歳になる前日から13歳になる前日まで)
- 接種回数:1回
平成13年4月2日から平成19年4月1日生まれの1期及び2期日本脳炎
予防接種法施行令の一部が改正されたため、平成17年から平成21年度にかけて積極的勧奨の差し控えにより接種の機会を逃した、平成13年4月2日から19年4月1日生まれの方は、4歳から20歳未満で1期及び2期の接種を受けることができます。
また、平成19年4月2日から平成21年10月1日生まれの方で、第1期が終了していない場合、9歳以上13歳未満であれば、残りの回数を受けることができます。
この対象生年月日の方には、1期及び2期で残りの回数を受けるために順次通知を行っています。
通知が届いた方は、早めにお受けください。
子宮頸がん予防ワクチン
子宮頸がん予防ワクチンは、定期予防接種です。平成25年6月から現在に至るまで、接種を積極的に勧奨することはしていませんが、接種を中止するものではありません。
接種を希望される方は、厚生労働省作成のリーフレットをお読みいただき、ワクチンの有効性とリスクを十分にご理解いただいた上で、接種についてご判断いただきますようお願いします。
対象年齢
小学6年生から高校1年生の女子
接種方法
接種ワクチンは2種類ありますが、いずれかを選択して3回とも同じワクチンを筋肉注射します。途中で変更することはできません。
- サーバリックス(2価ワクチン)
1回目接種
2回目接種:1回目接種から1か月後
3回目接種:2回目接種から5か月後 - ガーダシル(4価ワクチン)
1回目接種
2回目接種:1回目接種から2か月後
3回目接種:2回目接種から4か月後
※病気等で接種間隔があいてしまった場合は、医師とご相談ください。
各予防接種の通知時期や予診票等の必要書類の配布については、「定期予防接種の受け方」をご覧ください。