水道事業平成26年度決算
水道事業の平成26年度決算をお知らせします
収益的収支(消費税抜き)
収益的収支の収益は14億6,642万円で前年度に比べ3.85パーセントの増額、費用は13億4,836万円で前年度に比べ0.97パーセントの減額となり、この結果1億1,806万円の利益が生じました。
資本的収支(消費税込み)
収入は4億7,373万円、支出は7億8,095万円で、3億722万円の不足が生じました。不足額については、減価償却費などの内部に留保されている資金により補てんいたしました。配水管整備事業として、84メートルを布設し、配水管路の耐震化や漏水防止を図るために石綿セメント管の布設替えを1,341メートル、延べ1,425メートルの配水管整備を実施し、災害に強い施設づくりと水の安定供給に努めました。
決算報告書
財務状況
- 損益計算書.pdf [89KB pdfファイル]
- 貸借対照表.pdf [167KB pdfファイル]
- 損益分析.pdf [103KB pdfファイル]
- 経営分析表.pdf [102KB pdfファイル]
- 企業債明細書.pdf [92KB pdfファイル]
- 固定資産明細書.pdf [83KB pdfファイル]
業務状況
給水戸数で27,785戸、給水人口で70,358人の方々に1日平均19,133立方メートルの水をご使用いただきました。これを給水人口1人1日平均給水量に換算すると272リットルで、前年度に比べて7リットルの減少となりました。
また、総配水量は7,433,966立方メートルで前年度に比べて178,824立方メートル(2.46パーセント)の増加となりました。このうち料金収入を伴った有収水量は6,983,706立方メートルで、前年度に比べて48,139立方メートル(0.68パーセント)の減少で、有収水量の割合を表す有収率は93.94パーセントで、前年度に比べて2.98ポイント下回りました。
給水原価と供給単価
供給単価は165.63円で、昨年度に比べて1.44円(0.86パーセント)の減少となり、給水原価は192.64円で、昨年度に比べて6.66円(3.58パーセント)の増加となりました。その結果、給水原価が供給単価を上回っており、その差額27.01円の逆ざやが生じております。
- 給水原価:1立方メートルの水をつくるのにかかる費用
- 供給単価:1立方メートルの水の料金収入
むすび
本年度は、前年度に比べて、給水戸数、給水人口ともに増えたことで年間総配水量が前年度を上回ったものの、有収水量及び経営の基盤となる給水収益が前年度より減少となっております。
事業収益については、従来、加入者分担金の4分の3を収益的収入に、4分の1を資本的収入に計上しておりましたが、当年度より加入者分担金の本来の性質に照らして、水道施設整備に充てるため、全額を資本的収入に計上しました。一方で、地方公営企業会計制度の見直しに伴い、長期前受金戻入を営業外収益として計上したため、収益全体としては前年度より増加となりました。
水道施設については、地震に強い耐震管への更新事業を実施するとともに、平成25年度に実施した会野谷浄水場No.1PC配水池の耐震設計等業務委託に基づき、当該施設の耐震補強工事を完了しました。また、会野谷浄水場地下燃料槽更新工事、南配水場の自家発電機の修繕を行っております。
水道事業を取り巻く環境は、人口は徐々に増加しているものの、節水意識の高揚などの理由による水需要の低迷から、事業の根幹である給水収益は長期的な減収傾向にあり、厳しい財政状況下でありますが、効率的な業務執行により健全な経営に努め、安全で良質な水の安定供給、サービスの向上に努めてまいります。
※本文及び図表中の数値は、端数を四捨五入しているため、差し引き及び合計などが一致しない場合があります。
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