水道事業の平成27年度決算をお知らせします

収益的収支(消費税抜き)

収益的収支の収益は14億9,237万円で前年度に比べ1.77パーセントの増額、費用は13億4,917万円で前年度に比べ0.06パーセントの増額となり、この結果1億4,320万円の利益が生じました。

資本的収支(消費税込み)

収入は1億6,994万円、支出は6億5,601万円で、4億8,607万円の不足が生じました。不足額については、減価償却費などの内部に留保されている資金により補てんいたしました。配水管整備事業として、372メートルを布設し、配水管路の耐震化や漏水防止を図るために石綿セメント管の布設替えを1,495メートル、延べ1,867メートルの配水管整備を実施し、災害に強い施設づくりと水の安定供給に努めました。

決算報告書

財務状況

業務状況

給水戸数で28,483戸、給水人口で71,168人の方々に1日平均19,365立方メートルの水をご使用いただきました。これを給水人口1人1日平均給水量に換算すると272リットルになります。

また、総配水量は7,576,213立方メートルで前年度に比べて142,247立方メートル(1.91パーセント)の増加となりました。このうち料金収入を伴った有収水量は7,087,536立方メートルで、前年度に比べて103,830立方メートル(1.49パーセント)の増加となりましたが、有収水量の割合を表す有収率は93.55パーセントで、前年度に比べて0.39ポイント下回りました。

給水原価と供給単価

供給単価は163.71円で、昨年度に比べて1.11円(0.67パーセント)の減少となり、給水原価は150.33円で、昨年度に比べて※2.05円(1.35パーセント)の減少となりました。                                             ※給水原価の構成費用の求め方が今年度から変わったため、前年度比を出す際の前年度給水原価の構成費用は今年にあわせています。                           

供給原価構成費用=総費用(受託工事費+その他営業費用+雑支出+特別損失)-長期前受金戻入

  • 給水原価:1立方メートルの水をつくるのにかかる費用
  • 供給単価:1立方メートルの水の料金収入  

むすび

本年度は、前年度に比べて、給水戸数、給水人口ともに増えたことで年間総配水量が前年度を上回ったものの、1人1日平均使用量は272リットルと前年と変わらず、経営の基盤となる給水収益は前年度より0.8パーセントの微増となっております。

水道施設については、地震に強い耐震管への更新事業を実施するとともに、老朽施設設備の修繕、次亜室空調設置工事や会野谷浄水場ろ過ポンプ更新工事を行っております。

水道事業を取り巻く環境は、人口は徐々に増加しているものの、節水意識の高揚などの理由による水需要の低迷から、事業の根幹である給水収益は長期的な減収傾向にあり、厳しい財政状況下でありますが、効率的な業務執行により健全な経営に努め、安全で良質な水の安定供給、サービスの向上に努めてまいります。

 

※本文及び図表中の数値は、端数を四捨五入しているため、差し引き及び合計などが一致しない場合があります。

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