水道事業の平成30年度決算をお知らせします

収益的収支(消費税込み)

収益的収支の収益は15億8,370万円で前年度に比べ0.9パーセントの増額、費用は14億9,904万円で前年度に比べ1.0パーセントの増額となり、この結果8,466万円の収支差額が生じました。

資本的収支(消費税込み)

収入は1億4,538万円、支出は7億754万円で、5億6,216万円の不足が生じました。不足額については、減価償却費などの内部に留保されている資金により補てんいたしました。配水管路の耐震化や漏水防止を図るために石綿セメント管の布設替えを1,635メートル、老朽管の布設替えを444メートル実施しました。また、南配水場4号配水ポンプ盤更新工事等、施設・設備の適切な維持管理を効果的に行い、災害に強い施設づくりと、安全で安定した水の供給に努めました。

決算報告書

財務状況

業務状況

給水戸数で30,212戸、給水人口で72,866人の方々に1日平均19,565立方メートルの水をご使用いただきました。これを給水人口1人1日平均給水量に換算すると269リットルで、前年度に比べ1リットルの減少となりました。

また、総配水量は7,862,618立方メートルで前年度に比べて209,685立方メートル(2.6パーセント)の減少となりました。このうち料金収入を伴った有収水量は7,141,510立方メートルで、前年度に比べて4,236立方メートル(0.06パーセント)の減少となりましたが、有収水量の割合を表す有収率は90.83パーセントで、前年度に比べて2.31ポイント上回りました。

業務量.pdf [ 91 KB pdfファイル]

給水原価と供給単価

供給単価は160.46円で、昨年度に比べて1.02円(0.64パーセント)の減少となり、給水原価は158.71円で昨年度に比べて3.30円(2.08パーセント)の増加となりました。

  • 給水原価:1立方メートルの水をつくるのにかかる費用
  • 供給単価:1立方メートルの水の料金収入

むすび

平成30年度は、前年度に比べて、給水戸数、給水人口ともに増えた一方で、年間総配水量及び有収水量が減少し、経営の基盤となる給水収益も若干ではありますが減少となっております。

水道施設につきましては、水の安定供給に不可欠である配水管を地震に強い管種へ更新するとともに、平成30年度は、南配水場4号配水ポンプ盤更新工事を実施しました。また、安全で良質な水の給水を行うための配水管洗浄作業を昨年度に引き続いて実施しました。

水道事業を取り巻く環境は、節水意識の高揚や商業施設の撤退などの理由による水需要の低迷、老朽化した施設の更新など、今後も厳しい状況が続きますが、効率的な業務執行により健全な経営に努め、安全で良質な水の安定供給、サービスの向上に努めてまいります。

 

※本文及び図表中の数値は、端数を四捨五入しているため、差し引き及び合計などが一致しない場合があります。

 

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