水道事業の平成29年度決算をお知らせします

収益的収支(消費税抜き)

収益的収支の収益は14億7,477万円で前年度に比べ0.2パーセントの減額、費用は13億9,402万円で前年度に比べ3.00パーセントの増額となり、この結果8,075万円の利益が生じました。

資本的収支(消費税込み)

収入は2億4,262万円、支出は6億3,955万円で、3億9,693万円の不足が生じました。不足額については、減価償却費などの内部に留保されている資金により補てんいたしました。配水管路の耐震化や漏水防止を図るために石綿セメント管の布設替えを1,268メートルを実施しました。また、会野谷浄水場3号ろ過ポンプ及び、ろ水ポンプ盤の更新工事を行い、災害に強い施設づくりと安定給水に努めました。

決算報告書

財務状況

業務状況

給水戸数で29,663戸、給水人口で72,439人の方々に1日平均19,557立方メートルの水をご使用いただきました。これを給水人口1人1日平均給水量に換算すると270リットルで、前年度に比べ1リットルの減少となりました。

また、総配水量は8,072,303立方メートルで前年度に比べて346,105立方メートル(4.48パーセント)の増加となりました。このうち料金収入を伴った有収水量は7,145,746立方メートルで、前年度に比べて52,058立方メートル(0.73パーセント)の増加となりましたが、有収水量の割合を表す有収率は88.52パーセントで、前年度に比べて3.29ポイント下回りましたが、これは6月から7月に集中的に実施した配水管洗浄作業によるものと考えられます。

給水原価と供給単価

供給単価は161.48円で、昨年度に比べて0.85円(0.52パーセント)の減少となり、給水原価は155.41円で昨年度に比べて3.32円(2.18パーセント)の増加となりました。

  • 給水原価:1立方メートルの水をつくるのにかかる費用
  • 供給単価:1立方メートルの水の料金収入

むすび

本年度は、前年度に比べて、給水戸数、給水人口ともに増えたことで年間総配水量及び有収水量が前年度を上回り、経営の基盤となる給水収益も若干ではありますが前年度より増額となっております。

水道施設につきましては、水の安定供給に不可欠である配水管を地震に強い管種へ更新するとともに、本年度も前年度に引き続き、会野谷浄水場ろ過ポンプ更新工事を実施しました。また、安全な水の給水を行うため、区域を選定して積極的に配水管洗浄作業を実施しました。

水道事業を取り巻く環境は、節水意識の高揚や商業施設の撤退などの理由による水需要の低迷、老朽化した施設の更新など、今後も厳しい状況が続きますが、効率的な業務執行により健全な経営に努め、安全で良質な水の安定供給、サービスの向上に努めてまいります。

 

※本文及び図表中の数値は、端数を四捨五入しているため、差し引き及び合計などが一致しない場合があります。

 

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