相談事例

「無料点検」をすると言って訪問し、排水管洗浄や修理など、不要な工事を勧める事業者にご注意ください。

事例1

「住宅の汚水桝を無料で点検します」という電話があったので、軽い気持ちで点検を依頼した。事業者は数か所を点検した後、「かなり汚い。どの業者よりも安く清掃をしてあげる」と言ったので、清掃を依頼し3万円を支払った。
事業者はさらに「敷地に傾斜がなく、排水の流れが悪いので、管が劣化している。修理をしたほうが良い」と言い、後日、見積書を持ってきた。37万円と高額なので、工事はしたくないがどうすればよいか。(60歳代 女性)

事例2

「無料で排水管の点検をする」と言って事業者が訪ねてきた。無料なら良いかと思い見てもらったところ、「工事が必要」と、排水管の一部が割れている写真を見せられたため、工事契約を結んだ。
工事当日、開始後しばらくして、「水漏れしていて隣の家まで水が行っている。先に別の工事をしないと大変だ」と言われた。工事費が合計で70万円と高額になったので迷っていると、「特別に50万円にする」と値引きを示され、隣の家に迷惑がかかるのは困ると思い、契約してしまった。(60歳代 男性)

アドバイス   

無料点検を口実に訪問し、高額な工事契約を勧める事業者がいます
  • 「無料」に魅力を感じてしまいがちですが、点検自体は無料であっても、その後、様々な理由をつけて有料契約を勧められ、高額な支払いとなる場合があります。契約をする前に、家族や身近な人に相談するなどして慎重に対応しましょう。
すぐに契約せず、本当に必要かどうか工事内容や金額をよく確認してください
  • 「このまま放置すると大変なことになる」「すぐに工事が必要」などと不安をあおったり、「いまなら特別に値引きする」と言って契約を急がせたりする場合は、注意が必要です。
  • 本当に必要な工事なのか、どのような工事なのか、作業項目ごとの金額はいくらなのか、事業者によく確認しましょう。また、近所の工務店など複数の事業者から見積もりを取って、金額は適正な価格であるか、比較検討しましょう。
  • 不要な契約を勧められたときは、きっぱりと断りましょう。しつこい勧誘をされた場合は、すぐに警察に通報し、不本意な契約をしてしまった場合は、市消費生活センターまでご相談ください。

参考情報 

吉川市消費生活センターにご相談ください!

国民生活センター「見守り新鮮情報 一覧」はこちら(外部リンク)

国民生活センター「子どもサポート情報 一覧」はこちら(外部リンク)

県消費生活支援センターはこちら(外部リンク)