住民主体型サービスを実施する団体への支援

高齢化が進む中、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために、公的サービスや制度だけでなく地域住民による支え合いの活動が重要となってきます。

吉川市では、高齢者の暮らしを支える住民主体型サービスの普及を図るため、要支援1,2相当の方が利用する生活支援・介護予防サービスについて自治会やボランティアなどの住民主体により実施する団体に対し様々な支援を行います。

住民主体型サービス事業補助金

住民主体型サービスを実施する団体に対し、立ち上げに要する経費(準備金)、運営費の一部を補助します。

  1. 補助金を申請できる団体
    住民主体型サービスを新たに実施する団体(NPO法人を除く)で、下記をすべて満たすもの
    • 住民主体型サービスに従事する者が1拠点について3人以上(コーディネーター等)
    • 団体の半数以上が市民であること
    • 活動拠点が市内にあること
    • 団体が実施するサービスの利用可能日が原則週1日以上であること
  2. 提供できるサービス内容
    • 訪問型サービスB:日常生活に対する援助を行うサービス
      買い物代行、ゴミ出し、電球交換、洗濯、掃除など日常生活の困りごとの支援を行います。
    • 訪問型サービスD:移送前後の生活支援サービス
      通院や日常の買い物など付き添い支援を行います。

移動支援車両の貸し出し(公用車両)

吉川市住民主体型サービス事業を実施する団体へ、市が所有する移動支援車両(ダイハツムーヴキャンパス)の貸し出しを行います。

  1. 貸出期間
    午前8時半から午後5時まで(12月29日から翌年1月3日以外は除く)
    移動支援車両の点検、故障その他の理由により貸し出すことができない期間は除く
  2. 使用料、使用区域
    車両の使用料は無料(保険料含む)。ただし燃料費、その他実費については使用者の負担とする。
    使用できる区域は、吉川市及び吉川市に隣接する市町の区域。

※いずれも市への申請手続きなどが必要となりますので、詳細は長寿支援課へご相談ください。

移動支援車両を活用した取り組みがネオポリス地区ではじまりました

平成29年に発足した「ネオポリス小さなたすけあいの会」で令和4年度より、市の所有する移動支援車両を活用しています。

会の仕組み

普段の生活の「小さな困りごと」を「少しの手助け」を地域住民同士で行うことで、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる地域づくりを目指し、援助を受ける人、援助をする人、趣旨に賛同してくれる人、いずれもが会員として登録(ポイント制・チケット制)をしてもらい会員相互の助け合い活動を行っています。

おもな活動内容

買い物送迎、買い物・通院付き添い、ゴミ出し、盆提灯取り外し、玄関修理補修、ポスト修繕、診察券出し、廃品回収など

例)買い物代行の場合(1ポイント1円)
  • 依頼した会員:会で定められたポイント200ポイントのチケットを渡す
  • 援助した会員:200ポイントチケットを受け取り、会へ報告し1/2を換金。(残りの1/2は会の運営費)

※活動内容により必要なるポイントチケットが異なります。

移動支援車両を活用した取り組みが中曽根地区で始まりました

「中曽根地域たすけあい会」で令和6年度より、市の所有する移動支援車両を活用しています。

会の仕組み

令和5年3月に「中曽根たすけあい会」を立ち上げ、様々な活動を行っています。今回取り組み始めました移動支援は、中曽根に住む原則70歳以上の人で、受診や買い物への移動に困っている人を対象としています。まだ始まって間もないので、支援日、行先などに取り決めがありますが、遠慮したり、頼みにくかったり、謝礼に気を遣ったりということがないように、有償ボランティアとしています。今後も「お互い様」の気持ちで取り組んでいきます。

おもな活動内容

買い物送迎、買い物・通院付き添い、ゴミ出しなど

例)移送代行の場合
  • 依頼した会員:吉川駅・吉川美南駅(片道300円)、吉川中央病院(片道500円)
  • 援助した会員:1/2受け取る。(残りの1/2は会の運営費)