みなさんがご家庭で分別して出している資源ごみ。実際にどのようにリサイクル(再生利用)されているかをまとめました。

燃やすごみ以外の分別項目にしっかり分別していただければ、100%ではありませんが、資源としてリサイクルされています。資源ごみと言うと、「ごみ」のイメージが強いですが、「混ぜればごみ、分ければ資源」です。分別の徹底に、ご協力をお願いします。

金属類

アルミかん

回収されたアルミかんは、吉川市環境センターで選別され、再生地金メーカーに運ばれます。そこで圧縮・溶解した後固めて再生地金とし、それをローラーで薄く延ばして板にし、65%程度が製缶工場で再びアルミかんになります。アルミかん全体では90%以上がリサイクルされています。回収されたアルミかんをリサイクルすると、新しい材料から作る時と比べて97%ものエネルギーを節約できます。

アルミ缶リサイクル協会(外部リンク) 

スチールかん

回収されたスチールかんは、吉川市環境センターで選別後、鉄スクラップとして電炉のある製鉄所に運ばれます。そこで溶解して缶用鋼板となり、スチールかんをはじめ自動車や家電などの材料、ビルや橋などの建設資材などに生まれ変わります。スチールかんも、90%程度がリサイクルされており、新しい原料から鋼材をつくる場合より75%もエネルギーを節約できます。

スチール缶リサイクル協会(外部リンク) 

その他金属類

やかんやなべ、その他金物類は、吉川市環境センターで選別され、鉄、アルミ、銅など単一金属に分けてスクラップ業者に引き取られます。最終的には精錬会社に行ってリサイクルされています。

ガラスびん

無色びん・茶色びん

無色びんと茶色びんについては、市環境センターで色選別後、カレット業者に引き取られ、びんの原料としてびんメーカーに引き渡されています。ガラスを砕いたカレットは、70%程度がリサイクルされており、新しい減量からびんをつくる場合より25%のエネルギーを節約できます。

ガラスびんリサイクル促進協議会(外部リンク)

その他の色のびん

無色びん、茶色びん以外の色付きびんは、カレット化した後、住宅用断熱材や道路舗装材、ガラス工芸品などにリサイクルされています。

 衣類・古紙類

衣類

衣類は、収集後民間事業者により、国内流通または海外へ古着として輸出されています。

新聞、雑誌、紙製包装容器、紙パック、段ボール、雑がみ

新聞、雑誌、紙製包装容器、紙パック、段ボールは、収集後古紙回収業者を通じて製紙工場に引き取られます。そして、段ボールは段ボール等に、雑誌は絵本や菓子箱等に、新聞紙は新聞紙や週刊誌等に、紙パックはトイレットペーパーやティッシュペーパー等にリサイクルされています。

古紙再生促進センター(外部リンク) 

ペットボトル

ペットボトルは、収集後中間処理を行う民間事業者に引き取られ、フレークやペレットなどの再生原料になり、再商品化事業者により繊維製品、シート製品、成形品等のリサイクル製品になります。当市のペットボトルは、卵パックとブリスターパックにリサイクルされています。

ペットボトルリサイクル推進協議会(外部リンク) 

 有害物(蛍光管、電球、乾電池、体温計、ライター、スプレーかん等)

有害物は、収集後、専門の民間事業者に引き取られ、選別・焙焼等の作業を経て、水銀・ガラス・アルミ・鉄などに分けられ、それぞれ原料としてリサイクルしています。

すすめよう3R リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)

ここまで、ごみとして出された資源を、どのようにリサイクル(再生利用)しているかをご案内してきました。でも、エネルギーや資源を使ってリサイクルするより、何度でも洗ってリユースできるリタ-ナブルびんなどを選んだり、むだな包装やレジ袋を辞退したり、ごみにしない工夫をするリデュースの方がもっと大切です。限りある地球の資源を大切にするためにも、ご家庭でできることから始めましょう。