雲の向こうはいつも青空

学生時代は本には全く興味がなく「漫画ばっかり見ていると・・・」とよく言われていました。本の画像
今は、気がつくと本を読んでいることが多い。
今年も10月27日から11月9日に「この一冊にありがとう」の標語で2022読書週間を迎えます。
今年も一冊は読もうと思っていた9月中旬、ただつけていただけのTVに視線が移りました。
不登校・ひきこもりを経験した人、その保護者、子どもたちに寄り添う人、そして自分の学びを実践した人。
そんな人達へのインタビュー集を紹介していました。

学校へ行かずにいると、将来どうなるの?学校に行かなくてほんとうに大丈夫なの?
もちろん、そこに正解はありません。
世の中の多くのものごとと同じように。
でも、いろんな例を見聞きし、知ることができれば、悩みの渦中にいる人の不安を和らげるのにきっと役立つのではないか。
そんな思いから、このインタビュー事例集を制作しているという。それが「雲の向こうはいつも青空」です。

娘の突然の不登校に悩み、苦しい毎日でした。

トンネルの中で娘より私が絶望しているような……。
この冊子を受け取って、様々な思いや道を知ることで、
心に少し明りが灯ったような、温かい気持ちになりました
当事者の気持ちや苦しさが伝わってきたのが印象的でした。
自分の子育てについて後悔ばかりでしたが、
いつか娘も自分の足で立ち、進んでくれたらと思わせてもらい、
少し勇気が湧きました
同時に長い戦いになるとも感じました。
早く解決してくれたらと思っていましたが、
人生は長く本当に山あり谷ありだと。
不登校になると親も孤立してしまいます
本はたくさんありますが、この冊子は私と同じように”子どもがレールを外れてしまったこと”に深く落ち込み悩んでいる方に、
「道はいろいろある」と教えてくれる光だと考えます。
この本に綴られているみなさんの等身大の言葉が、
今まで遠くに感じていた両親の気持ちと、幼かったころの自分の気持ちをつないでくれた感じがします。
自分の思い出と重なる部分も沢山あって、あのとき母や父はこんな気持ちだったのかも……と感慨深くなりました。

 はじめてこの本を手に取られる方の中には、
 お子さんへの対応や自身の行動の「正解」が分からず、八方塞がりになって苦しんでおられる方も多いと思います。
 しかし、経験者のみなさんのインタビュー記事を読んでいると、
 そんな「正解」なんてないことに改めて気づかされます
ずっと試行錯誤の道は続いていて、それで良いんじゃないのかな?」って
 横に並んで声を掛けてくれているような、そんな温かい励ましを感じました。
 大人になった自分は今、不登校やひきこもりで苦しんでいる時間は過ぎましたが、
 学校へ行けない苦しみに関わらず、とても勇気づけられる経験談ばかりでした。
 きっと、それぞれの形で幸せは続いていくんですね。
 素敵なお話の数々、貴重な出会いをありがとうございました。

親御さんに読んでいただきたいです

私も親が受け入れてくれたタイミングで変わっていったので、ぜひこの本は、保護者の方に読んでいただきたいです。
あとは「今まで」と「これから」を一緒にしないでほしいと思います。
「私たちのときはこうだった」じゃなくて「今は今」で
「私、頑張っている」って自分で自分をほめる
今日一日生きて食べている、良かったねって。
大変な状況でも生きてれば絶対に変わるので。

今もコロナの終息が見えないうえに、世界や日本で時代が大きく変わっていく社会情勢の中で、
日々忙しく過ぎていきますが、読書週間を月末に控えて放送していた内容と簡単な本の内容を紹介してみました。
お時間のある時に一息ついて、ページを開いてみてください。