3月になり、風景や香など徐々に春が漂いはじめ、いよいよ生命が躍動を開始する季節になりました。
今日は、笑うことの大切さについて、少し触れてみたいと思います。
先ず、隣人や周りの人の表情を観察してみてください。
一目でわかるものとして、「笑っている」「怒っている」「泣いている」「悲しんでいる」などの
喜怒哀楽がある程度わかります。
無表情もありますが、見ていてどの表情が良いでしょうか。
私はどうしても「笑顔」に目が留まってしまいます。
それだけ笑顔には、吸い込まれてしまう魅力を感じてしまいます。
また、家族団らんの中には、美味しい料理や笑顔、笑いがつきもので、
それが、幸福の源や明日への活力になるものと思います。

ところで、ペットでは猫と犬が依然として人気があり、多くの家庭で可愛がられ、飼育されています。
そんな中で、なぜ、猫に人気があるかと言えば、様々な理由がありますが、先ずはその表情にあります。
そもそも猫の表情は、すでに笑顔になっていて、それが、可愛らしさを象徴していることになります。
猫の表情やしぐさを見ているだけで、自然に笑顔になり、癒されることになります。

前置きが長くなりましたが、健康に良いと言われる「笑い」についてお話をしたいと思います。
お笑いと言えば、漫才、コント、落語、バラエティ番組など、
テレビやマスメディアでもたくさんのお笑い番組が放映されています。
それを私たちは視聴して、笑いや元気のおすそ分けをいただいたり、ストレスの解消に繋げています。

さて、人間にとって笑うことはとても大切なことで、笑いの効果はたくさんあります。
その中で代表的なことを紹介しますと

  • 自分自身の気持ちを高揚させたり、周囲の雰囲気を和ませたりすることができます。
  • 医学の研究成果でも良く笑うことは健康管理にも効果があると説いています。
    人間の免疫力をアップさせます。それはNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させ、
    がん細胞や悪性細胞を死滅させることになるからです。
    逆に怒ってばかりいる人は、増殖につながってしまいます。
  • 人間にとって勇気や希望などをもたらす不思議な力を秘めています。
    スポーツの世界でも、笑顔で挑戦すると力を発揮し、緊張すると記録がでないことがあります。
    さらに、ストレスを軽減させて幸福感ややる気スイッチをオンにしてくれます。
  • 脳には脳波などが流れていて、笑うとアルファ波が増えて、リラックス効果が高まります。
  • その他にも記憶力、判断力を活性化したり、血行を促進したりもします。

「笑う」ことは、これ以外にも様々な効能がありますが、
反面、「笑い」の中には、残念なことに他人の失敗などを嘲り笑う「悪い笑い」があることも事実で、
マスメディアから発信される「悪い笑い」には真面目さの崩壊につながることが懸念されます。
なぜなら、提供されている多くの笑いは、仕組まれ、他人の失敗を嘲笑ったり、まじめに取り組む姿を茶化したりするなど、いわば他人をバカにして笑いを巻き起こしているからです。
他人の失敗や災いを笑うことは、人間として許してはならない行為であることは言うまでもないことです。これが、現実の生活に持ち込まれてしまうことが心配されます。
悪い笑いが進展すると、やがて人間社会では差別やいじめにつながる恐れがあるからです。
私たち自身も「これは楽しい笑いか、悪い笑いなのか」を判断して欲しいと思います。

最後に、笑顔こそ相手に与える印象をより良くし、相手の気持ちを和らげ、なまりん
癒してくれる効果が大きいものです。
そして、笑顔や笑いについては、こんなことを聞いたことがあります。
泣いて過ごす一日、怒って過ごす一日、悲しんで過ごす一日、
どうせ過ぎてしまう一日であるのなら、笑って
過ごす一日でありたいと願う」
どんな時、どんな場面でも笑顔や笑いを忘れずにいたいものです。
また、「笑う門には福だけでなく健康もやって来る」のですから…。