応募団体による「公開プレゼンテーション」(令和6年度実施事業分)

地域課題の解決を図るため、団体を新規に設立、その後も新たな事業展開を図り、自立・成長(NPO法人化等)を目指す、市内の公益的市民活動団体への「吉川市みらいステップアップ助成金」応募団体による、「公開プレゼンテーション」を実施しました。

日時

令和6年3月10日(日曜日)午前9時30分から午後0時50分

場所

市役所3階会議室

プレゼンテーションの内容

スタート助成金の部(応募団体名)

きょうだいproject
事業名称
からふるキッチン
事業概要
外部から講師を招いたごはん作りワークショップを実施し、自分自身の心と身体の健康を考え、自身の存在の大切さを味わってもらう。
事業効果
吉川市にきょうだい支援の拠点が生まれ、きょうだいの居場所が増える。また集まったメンバーと楽しい時間を共有しながら仲間意識を育み、主催者だけでなく参加メンバー自身も悩み相談相手となることで、縦、横両方の繋がりが増える。抱え込んでいる辛さを吐き出し一人ではないと自覚してもらう機会を提供することで、吉川市のきょうだいの心身の健康につながる。

プレゼンテーションの様子1

 

ステップ助成金の部(応募団体名)

特定非営利活動法人フリースペースPEACE
事業名称
ホールサポート事業
事業概要
コミュニケーションの苦手な人、言葉の壁から孤立気味な当事者及びその家族を対象に、農作業やBBQ体験、社会人交流会などを実施し、包括的にサポートする。
事業効果
  1. 農作業をすることにより、共同作業の重要性やコミュニケーションの必要性を感じてもらう。
  2. 直接、農産物に触れることにより、いろいろな発見と自己肯定感の向上を目指す。
  3. 農産物を収穫し、その喜びを知り、様々な国の調理法で食し、異文化の相互理解が進む。
  4. 今まで、自分で気が付かなかった自己の能力を見つけ、ポジティブになる。

 プレゼンテーションの様子2

子どもの居場所をつくる会 SKY(すかい) せる
事業名称
不登校の子どもたちの居場所づくり
事業概要
農福連携をはじめとする、不登校の子どもの居場所をつくる。
農家の方々のご協力のもと、季節に応じた野菜の植え付けや収穫・試食等の農業体験を通し、不登校の子どもたちの居場所づくりをすすめる。
子どもたちの「やりたい」を大切にする取り組みを実施する。
事業効果
  1. 引きこもりが長期化している子どもたちが他者や自然と触れ合う機会になる。
  2. 「また参加したい」「同年代の子と交流したい」「〇〇やってみたい」など、意欲につながる可能性を期待することができる。
  3. 子どもが楽しく過ごすことにより、親の安心感につながる。
  4. 地域の方々の不登校理解につながる。
  5. 様々な団体と連携することにより、より多くの不登校の子どもに参加してもらう可能性が高くなり、また居場所も広がる。
  6. そのままの自分を受け入れてくれる大人や仲間との出会い。
  7. 自分の長所に気づき自信を回復していく。
  8. 孤独感がなくなる。

 プレゼンテーションの様子3

中曽根小学校区まちづくり協議会
事業名称
防災キャンプ
事業概要
当協議会では、中曽根小学校を避難所とする蓋然性の高い中曽根小学校地区内の6自治会を主体に、「防災キャンプ」と称する減災訓練を実施する。震度7+以上の大地震が発災、倒壊家屋が70%以上であり、全避難者が校舎等に収容不能であることを想定し、校庭で車中泊を行う。避難者自らが食事を作り、宿泊を伴う実態に即した避難所体験を経験する。
事業効果
当協議会の設立以前は、自治会ごとに減災訓練を実施するのみで、他自治会や関係機関・団体との連携は限られ、定型的かつ受動的な内容に終始する傾向にあった。しかし、当協議会が主催する減災訓練を行うことにより、6自治会が協働するというスケールメリット及び地域の実情を共有する者の連帯感の醸成が見込まれる。また、減災訓練を実施する過程において、多様な意見を把握して各種諸問題に対峙し、訓練参加者が能動的に対応して知見を得ることは、実際の有事の際に役立ことが期待できる。
今回は、学校、民生委員との連携に加え、特にPТAとの連携を強化し、子どもの参加が多数見込みまれるため、親子で減災への意識を高めることができる。
プレゼンテーションの様子4
特定非営利活動法人東京教育カウンセリング研究所
事業名称
季節の自然体験を通じた不登校・ひきこもり支援事業
事業概要
不登校やひきこもりの状態にある人はリアルな対人関係を持つ機会が少なく他者との交流が限定されがちである。また社会の中に自身の居場所を実感しにくいと思われる。こうした傾向を持つ小学生以上~20代の対象者に対して季節の自然体験を提供し、日光を浴びながら体を動かすことや自然に触れることで心身の健康回復を図り、他者との対人交流や社会参加に向けた支援を行なう。五感を通じた自然体験はより豊かな生に繋がり、このような体験を積み重ねることで自分自身で考え行動する主体性を育むことにも繋がると考える。
この支援事業を提供するのは公認心理師や臨床心理士などの有資格や、将来心理職や教職員を目指す学生を想定しており、対象者へのより細やかな心理的支援を提供することが可能である。   
事業効果
  1. 体験を共にすることで共感的な関わりが自然に行われ、共同作業やコミュニケーションが促進される。
  2. 他者との関わりを通じて自律性や社会性の向上を目指す。
  3. 自然体験でチャレンジすることや成功体験を得る機会を積み重ねることにより自尊心・自己肯定感の回復を目指す。
  4. 有資格者や対人援助職志望者が活動に参加することでより安心できる場所を提供することが可能となり、人への信頼回復にも繋がる。

 プレゼンテーションの様子5

シニア2丁目
事業名称
シニア倶楽部
事業概要
高齢者の居場所づくりを目指し、「シニア講座」と「シニア&キッズの茶会」を開催する。
  • 「シニア講座」
    シニアがこれまで仕事などで得た知識や経験、それに趣味として楽しんでいることなどを紹介する場を設けて、おおいに語ってもらう。それを多くの市民に聞いてもらい、見聞を広めると同時に、互いに交流を広める場とする。
  • 「シニア&キッズの茶会」
    ​わが国では、高度経済成長期に核家族化が進み、祖父母と孫の関係が希薄になってしまい、子供に日本文化を伝える機会が減少してしまった。そこで、シニア(祖父母)とキッズ(孫)が一緒に、伝統的な茶会を楽しむ場を提供する。 
事業効果
人生百年時代となり、これからの長いシニア時代を楽しく有意に過ごすきっかけとしてもらいたい。
  1. シニアが家から外に出るキッカケとしたい。(特に男性)
  2. 長年仕事に励んできた高齢者が退職してから、地域社会の一員として過ごす機会になる。
  3. 高齢者が家庭や社会で果たす役割を取り戻し、生きがいを感じて心身ともに健康に過ごすことができる。
  4. 将来の日本を担う子供たちに、日本文化を伝えるという高齢者の大切な役割を果たす機会になる。

プレゼンテーションの様子6

みらいステップアップ助成金審査結果一覧

スタート助成金の部
  • きょうだいproject : 適
ステップ助成金の部
  • 特定非営利活動法人 フリースペースPEACE : 適
  • 子どもの居場所をつくる会SKYせる : 適
  • 中曽根小学校区まちづくり協議会 : 適
  • 特定非営利活動法人東京教育カウンセリング研究所 : 適
  • シニア2丁目 : 適