助成金を活用した活動実績の報告会を開催しました!

 地域課題の解決を図るために、新たに設立した団体や既に活動している団体の新たな市民活動を支援する事業「吉川市みらいステップアップ助成金」を平成29年度から開始しました。

 令和2年度は、要望書及びプレゼンテーション大会による審査の結果、結成1年未満の芽生え時期にある団体を助成対象とした「スタート助成の部」2団体、結成1年以上の育成・成長時期にある団体を助成対象とした「ステップ助成の部」4団体に対して交付決定を行いました。

 しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、交付が決定した6団体のうち、4団体が当初計画した事業を中止することとなりました。

 この度、昨年4月からの1年間、当助成金を活用して事業を実施した2団体に活動実績をご報告いただきましたので、当日の要旨についてお知らせします。

日時

令和3年4月26日(月曜日)午前10時から

場所

吉川市役所 304・305会議室

実績報告の内容

スタート助成金の部(応募団体名) 

吉川ドーナツの会

事業名称

障がいのある子の親(家族)のための情報共有・情報提供(メール配信)

事業期間

令和2年11月30日から令和3年3月31日まで

活動実績

【書籍の貸出し事業】

  • 50種類の本を無料で貸出し
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止として以下の対策を講じた。

 (1)すべての本にブックカバーフィルムを貼り、アルコール除菌を行う。

 (2)ウイルスが不活性化すると言われている72時間以上の期間隔離させてから貸出を行う。

  • 介助や見守り等で身動きがとりにくい方々にも利用しやすいよう以下の取り組みを実施

 (1)ホームぺージに申込フォームを作成し、24時間いつでも申込ができるようにした。

 (2)貸出し希望者のご希望者のご自宅付近での本の受け渡しサービスを行った。

  • オンライン情報共有会の実施

貸出し実績

年月 利用者数 貸出し冊数
令和2年12月 3名 6冊
令和3年1月 3名 5冊
     2月 3名 5冊
     3月 5名 8冊
14名 24冊

 効果

  • 障がいのある子・支援の必要な子を育てるご家族が、外出を控えたままで必要な情報を手にしていただける。
  • オンライン情報交換会等を通して、ご家族同士の情報共有やつながりの場を提供する。

今後の活動展開

 書籍の貸出し事業を今後も継続して行っていく。さらに、「保護者向け・支援者向け」の本だけでなく、「子ども向け」の本も新たに加え、困っている方のニーズに応えながら事業を進めていく。

吉川ドーナツの会の発表の様子 吉川ドーナツの会のマーク

ステップ助成金の部(応募団体名)

 下内川パパイヤの里づくりの会

事業名称

下内川パパイヤの里づくりの会

事業期間

令和2年4月1日から令和3年3月31日まで

活動実績

  • パパイヤの栽培

 (1)耕作放棄地の解消と地域コミュニケーションづくりを目的にパパイヤの栽培に取り組む。

 (2)苗を100本から200本へと増やし、栽培面積を拡大した。

  • PR事業

 (1)オリジナルの「パパイヤTシャツ」を110枚作成し、活動時に着用。

 (2)のぼり旗を作成し、会員宅に設置。

  • 商品価値の向上

 (1)パパイヤにオリジナルのシールを貼り、セロハンで包んで出荷する。

  • 販路の拡大

 (1)市商工会に紹介していただいた6店舗に販売取次ぎを依頼。

 効果

  • 地域の連帯感が生まれるとともに、遊休農地や耕作放棄地を解消し、地域の活性化につながる。
  • 青パパイヤの販売により、収入減が増える。
  • 青パパイヤ料理を食すことで、食事のバリエーションが増える。

今後の活動展開

 青パパイヤの栽培事業を今後も継続して行っていく。さらに、安定した収穫量の確保を目指し、苗ドームの導入とパパイヤの栽培技術の向上を図るため、専門家による実践指導の実施を受ける。また、青パパイヤの消費拡大のため、写真入りのレシピ配布等を行う。

吉川ドーナツの会の発表の産様子 下内川パパイヤの里づくりの会の活動の様子

 

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